売掛債権を最短即日で現金化するフィンテック企業OLTA(オルタ、東京・港)が、地方銀行(地銀)などの金融機関向けに、人工知能(AI)を活用した与信モデルの提供を年内にも開始する予定です。この動きは、資金繰りに悩む多くの中小企業や個人事業主にとって、大きな希望となるでしょう。OLTAは、オンラインで請求書を買い取るファクタリングサービスを通じて、企業に迅速な運転資金を提供しており、そのノウハウとAI技術を融合させることで、地方でのサービス拡大を力強く推進していく考えでございます。
この革新的な挑戦の背景には、強固な財務基盤の強化があります。OLTAは2019年6月24日、SBIインベストメント、ジャフコ、シンガポールのベンチャーキャピタルであるBEENEXT、そして新生銀行を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額18億円もの資金調達に成功いたしました。これに加え、メガバンクなどから7億円を借り入れることで、さらなる財務強化を実現しています。調達した資金は、AI与信モデルのさらなる改良と、サービスを支える優秀な人材の採用に充てられる計画です。これにより、より精度の高い、スピーディーな金融サービスが提供されることとなるでしょう。
中小企業の資金繰りを支える即日ファクタリングの仕組み
OLTAが提供するファクタリングサービスは、オンラインでの手続きが完結し、非常にスムーズなのが特長です。利用者がオンラインで提出した請求書などの情報に基づき、同社が持つ約20万社に及ぶ膨大なデータとAIを組み合わせたスコアリングモデルで審査が行われます。スコアリングモデルとは、過去の膨大なデータから信用度を点数化する仕組みのことで、これにより企業の支払い能力などを客観的かつ瞬時に評価することが可能となるのです。
このAIを活用した審査により、請求書の買い取り金額が即座に銀行口座へ振り込まれます。手数料は2%から9%という設定で、資金調達の選択肢として非常に魅力的だと言えるでしょう。現在までに、サービスの申込総額は100億円を突破しており、特に建設会社や製造業といった業種での利用が全体の4割強を占めています。申し込み金額は300万円程度が最も多く、まさに事業の成長や急な資金需要に対応する強力なツールとして機能している様子がうかがえます。
SNS上では、「このAI与信モデルが地銀に広がれば、地方の中小企業も資金調達がしやすくなるのでは」「審査が早くて手数料も手頃なのは助かる」といった、サービスへの期待と歓迎の声が多く見受けられます。地元の金融機関とフィンテック企業の技術が連携することで、これまで資金調達が難しかった企業にも、迅速かつ適切な資金提供が可能になるという展望は、日本の地域経済を活性化させる起爆剤となる可能性を秘めている、と私は考えます。
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