静岡の新たな魅力を発信する、驚きのコラボレーションが実現しました。静岡県経済農業協同組合連合会(JA静岡経済連)は、キリンビールとの共同開発により「ビアカクテル静岡茶ビール」を商品化し、2019年5月30日より販売を開始いたします。このユニークなビアカクテルは、静岡が誇る静岡茶とキリンの主力ビール「一番搾り」を組み合わせた、これまでにない味わいが楽しめるでしょう。
地元・静岡の茶業をさらに盛り上げたいという強い思いから、静岡県が2019年1月にJA静岡経済連へ商品化を提案し、今回の実現に至りました。約4カ月間にわたる試行錯誤の末、一番搾りの持つ麦の旨味やバランスを損なうことなく、お茶の風味を最大限に引き出す抹茶の選定に成功したといいます。専門家同士の英知を結集したことで、ビールと日本茶のどちらの良さも感じられる逸品が誕生したのです。
現在、この静岡茶ビールは業務用として、抹茶粉末の形で販売されています。10袋入りで1万4,500円(1袋あたり約130杯分のビアカクテルが作成可能)という設定で、まずは静岡県内外の飲食店や温浴施設など4カ所でメニューに採用され、話題を呼んでいるところです。抹茶とビールという異色の組み合わせは、SNSでも「これは絶対飲んでみたい!」「どんな味がするんだろう?」といった期待の声が多く寄せられており、早くも注目を集めていることが窺えます。
この静岡茶ビールの商品化には、大きな目的があります。それは、同年9月に開幕するラグビーワールドカップ、そして2020年に控える東京オリンピックという世界的なイベントを最大限に活用し、国内外に向けて静岡茶の認知度を高め、消費拡大へと繋げていくことです。静岡茶は、独特の濃厚な旨味と美しい緑色が特徴で、日本茶のトップブランドの一つとして知られています。その魅力を、日本人はもちろん、訪日外国人の方々にも、ビアカクテルという新しい形で楽しんでいただく絶好の機会となるでしょう。
ビールと日本茶の組み合わせは、一見すると意外に思えるかもしれません。しかし、日本の伝統的な食材や飲料を、現代の嗜好や国際的なトレンドに合わせて再構築する試みは、新しい市場を開拓し、古い伝統に新しい命を吹き込む上で非常に重要です。この静岡茶ビールは、単なるビアカクテルではなく、静岡茶の未来と国際的な展開を見据えた、極めて戦略的な一歩だと私は考えています。今後は、飲食店だけでなく、量販店のビール売り場などへの展開も視野に入れており、さらに多くの人々にこの新しい味わいが届けられる見込みです。
コメント