建設機材のリースや加工事業で業界を牽引するジェコス株式会社が、2020年1月1日付で重要な組織改編と人事発表を行いました。今回の目玉は、加工・橋梁事業本部に新設される「インフラメンテナンス事業推進部」です。高度経済成長期に整備された道路や橋の老朽化が社会問題となる中で、この分野に特化した部署を設ける判断は、時代の要請に合致した非常に賢明な戦略と言えるでしょう。
この新部署の舵取りは、常務執行役員であり加工・橋梁事業本部長を務める四宮秀夫氏が兼任することになりました。経営層が直接指揮を執る体制からは、同社がいかにメンテナンス事業を今後の成長エンジンとして重視しているかが伝わってきます。SNS上でも「インフラの維持管理は今後さらに需要が伸びる分野」「技術力のあるジェコスの本格参入は心強い」といった、期待を寄せる声が目立っています。
今回の機構改革では、既存の「加工技術部」を「加工事業部」へと改称する変更も実施されました。単なる技術提供の枠を超え、ビジネスとしての独立性と責任を明確にする狙いがあるのでしょう。専門用語としての「インフラメンテナンス」とは、橋梁やトンネルといった公共構造物の点検や補修、補強を行う活動を指します。これまでは新設工事が主役でしたが、これからは「守る技術」が建設業界の主戦場になると予測されます。
私は、こうした企業の動きこそが日本の安全を支える基盤になると確信しています。既存の設備を長く大切に使う思想は、環境負荷の低減にも繋がるため、SDGsの観点からも高く評価されるべきです。今回の体制変更により、同社の強みである加工技術が補修現場でどう活かされるのか、そのシナジー効果から目が離せません。2020年という節目を前に、ジェコスは持続可能な社会インフラの担い手として、確かな一歩を踏み出したようです。
コメント