2019年12月21日、九州経済の舵取り役として、九州経済産業局に米田健三氏が新たに局長として就任しました。着任早々の会見で米田氏は、九州という土地が持つ産業のポテンシャルの高さに強い自信をのぞかせています。自動車産業や半導体といった先端分野から、古くから地域を支える鉄鋼、造船に至るまで、これほど多種多様な業種がひとつの圏域に集結している例は、全国を見渡しても極めて稀なことでしょう。
米田局長は、九州には「日本のものづくりの原点」が今も脈々と息づいていると熱く語りました。特に注目すべきは、単に工場が並んでいるだけでなく、現場の作業員一人ひとりが自ら思考し、絶え間ない「改善(かいぜん)」を繰り返す能力に長けている点です。こうした質の高い人的資源こそが、企業の設備投資を呼び込む最大の磁力となっているのでしょう。SNS上でも「現場力の高さは九州の誇り」といった、地元の方々からの共感の声が広がっています。
東京一極集中の是正をライフワークに!地域産業の振興が日本を救う
今回の人事で特筆すべきは、米田局長が「東京一極集中の是正」を自身のライフワークとして掲げている点です。東京一極集中とは、人口や経済活動、政治機能が過度に東京都へ集まってしまう現象を指し、地方の衰退を招く大きな課題とされています。東京都出身でありながら、長年地域の振興に情熱を注いできた氏は、2007年には大分県でも商工労働部長を務めるなど、九州という土地に深い縁と理解を持っている人物です。
二度目の九州赴任となった米田氏は、現地の多様な人々の声に耳を傾け、現場の熱量を日本全体の成長へと繋げていく決意を述べています。個人的な見解を申し上げれば、デジタル化が加速する2019年の今こそ、九州のような製造業の厚みを持つ地域が主役になるべきです。中央集権的な構造を見直し、地方からイノベーションを起こす姿勢は、閉塞感のある日本経済にとって希望の光となるでしょう。局長のリーダーシップにより、九州が「日本の心臓」として再起動することを期待せずにはいられません。
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