日テレ・ベレーザが皇后杯3連覇を達成!浦和を封じた異次元の「ハイプレス」と最強組織の秘密

2019年12月29日、女子サッカー界の頂点を決める第41回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の決勝戦が開催されました。日テレ・ベレーザと浦和レッズレディースが激突したこの大一番は、開始早々の7分に試合が動きます。コーナーキックから田中美南選手が鮮やかなダイレクトボレーを叩き込み、スタジアムに衝撃を与えました。この得点が結果として唯一のゴールとなり、ベレーザが1対0で勝利を収め、見事に大会3連覇という偉業を成し遂げたのです。

試合を振り返ると、スコア以上にベレーザの圧倒的な戦術眼が光る内容でした。SNS上でも「ベレーザの守備強すぎ」「プレスが速くて息つく暇もない」といった驚きの声が溢れています。特筆すべきは、相手の自由を奪い去った「ハイプレス」の完成度でしょう。これは、前線の選手が相手ディフェンダーやゴールキーパーに対して積極的に圧力をかけ、パスコースを制限しながら高い位置でボールを奪い取る戦術のことです。まさに「蛇口を元から締める」ような戦い方でした。

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戦術理解度の高さが証明した女王の貫禄

浦和の清家貴子選手が「逆にはめられてしまった」と語る通り、ベレーザは相手の得意なパスワークを完全に封じ込めました。日テレの永田雅人監督は、2019年12月29日の会見で、序盤から相手の最終ラインにプレッシャーをかけ、ボールの行方を完璧にコントロールできたと自信を覗かせています。技術に定評のある選手たちが、泥臭く「封じ込め」に汗を流す姿からは、個人のスキルを上回る組織としての戦術理解度の高さがひしひしと伝わってきました。

奪ったボールは、左の宮澤ひなた選手、右の小林里歌子選手というスピードスターに預けられ、一気にサイドを制圧します。リーグ戦、リーグカップに続き、この皇后杯を制したことでベレーザは今シーズン三冠を達成しました。しかし、永田監督は現状に満足していません。理想の完成形を追い求めるのではなく、一試合ごとに見つかる課題を一つずつ丁寧に解決していくことこそが重要だと、真摯な姿勢を強調されているのが非常に印象的でした。

私自身の視点から言わせていただければ、この強さは一朝一夕で築かれたものではありません。ベンチ入りメンバー18人の過半数が下部組織出身という事実が、クラブの育成力の凄まじさを物語っています。優れた才能を供給する「幹」が太いからこそ、どんな局面でも揺るがない強さを発揮できるのでしょう。女子サッカー界に君臨するこの緑の女王たちが、今後どこまでその進化を加速させるのか、期待せずにはいられません。

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