2020年1月7日における、主要な産業資材や電子部品の最新市場相場が明らかとなりました。今回の発表に対してSNS上では、建設コストの推移やガジェット類の価格変動を予測する声が上がっています。ものづくりの基盤を支える鉄鋼や非鉄金属、ハイテク産業に不可欠な半導体など、多岐にわたる品目の取引価格は、今後の景気動向を占う上で極めて重要な指標と言えるでしょう。
まず注目したいのが、建築現場の必需品である鋼材の動きです。コンクリートの補強に使われる「異形棒鋼」の16ミリ(SD295A)は、1トンあたり6万9000円から7万1000円の間で推移しています。さらに、建物の骨組みに多用される「H形鋼」は8万4000円から8万6000円となっています。これらの価格は消費税抜きの問屋間取引が基準であり、比較的安定した推移を見せているようです。
近年、原材料費の高騰が話題となる中で、これら基礎資材の価格が落ち着いていることは、建設業界にとって一安心の材料かもしれません。しかし、インフラ投資の増減や海外の鉄鋼需要によって、状況はいつでも急変するリスクをはらんでいます。今後の市場流通量を注意深く見守っていく必要があると私は考えます。
ハイテク製品の心臓部!半導体と液晶パネルの現在地
続いて、私たちのスマートフォンやパソコンに欠かせない電子部品の動向を解説します。データを一時的に記憶する役割を持つ「DRAM」の価格は、パソコン向けの4ギガバイト(DDR4型)で1個あたり19ドルから23ドルとなっています。また、電源を切ってもデータが消えない「NAND型フラッシュメモリー」の128ギガビットは、1.76ドルから2.16ドルの水準です。
SNSでは、一時期に比べてメモリ関連の価格がこなれてきたことを歓迎する自作PCユーザーの投稿が目立ちます。さらに、パソコンやテレビのディスプレイに使われる「液晶パネル」の相場も公表されました。ノートパソコン用の15.6型が25ドルから26ドル、テレビ用の55型が96ドルから106ドルとなっており、大型パネルの普及が進む背景が窺えます。
デジタル社会の加速により、電子部品の需要は今後さらに高まることが予想されます。特に半導体は、供給不足が起きると自動車から家電製品まであらゆる製造業に急ブレーキがかかるため、この安定した価格帯がいつまで維持できるかが、2020年の世界経済の鍵を握るでしょう。
木材からリサイクル資源まで!多岐にわたる産業素材の相場
建築の分野では、木材や合板の価格も見逃せません。一般的な住宅の構造に使われる国内産の「針葉樹合板(12ミリ)」は、1枚あたり1080円から1100円の範囲で取引されています。一方で、海外から輸入される構造用合板は1360円から1380円と、国産品よりもやや割高な傾向が見て取れる状況です。
環境への配慮が叫ばれる中で、リサイクル資源であるスクラップ市場も活発に動いています。鉄スクラップの主要格付けである「H2」は1トンあたり2万3500円から2万5000円です。リサイクル効率の高い「1号銅線」は60万円から60万5000円という高値で取引されており、金属資源の価値の高さが際立っています。
資源を再利用するサーキュラーエコノミーへの転換が急務とされる今、スクラップ価格の上昇は、回収ビジネスの活性化を後押しするポジティブな要素になり得ます。単なる廃棄物としてではなく、貴重な国内資源としてリサイクル市場がより成熟していくことを期待したいところです。
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