テスラ猛追!米EV新興リヴィアンが1400億円調達でアマゾン・フォードも期待を寄せる近未来のモビリティ革命

アメリカの電気自動車(EV)市場で、今もっとも熱い視線を集めている新興メーカーをご存知でしょうか。2020年01月07日、注目のEVベンチャーである「リヴィアン」が、13億ドル(日本円で約1400億円)という巨額の資金調達を完了したと発表し、業界に大きな衝撃が走っています。今回の出資には、すでに同社と手を組んでいるEC大手の米アマゾン・ドット・コムや、自動車大手の米フォード・モーターといった世界的企業も名を連ねており、彼らの本気度がうかがえるでしょう。

このニュースはSNS上でも瞬く間に話題となり、「テスラ一強の時代が終わるかもしれない」「アマゾンが認めたEVなら信頼できる」といった興奮気味の声が多数寄せられています。さらに「ピックアップトラックのEV化はアメリカの文化を大きく変えそうだ」と、その先進的なコンセプトに期待を寄せるユーザーも少なくありません。資金調達を主導したのは、かつてテスラの大株主として市場を牽引した米運用大手のTロウ・プライスであり、プロの投資家たちもリヴィアンの未来に太鼓判を押しています。

リヴィアンの勢いは凄まじく、2019年に入ってからの資金調達はこれで4回目を数え、年間での調達総額は約30億ドルにものぼる勢いです。市場では「テスラへの対抗軸」として最有力候補に躍り出ており、業界の勢力図が塗り替わる予感が漂っています。これほどの資金を集める理由は、2020年後半に控えている大型EVの量産開始に向けた、生産体制の急速なインフラ整備や研究開発への投資をさらに加速させるためだと推測できるでしょう。

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アマゾンが10万台を発注!環境に優しい配送EVがもたらす持続可能な未来

2009年に設立されたリヴィアンが脚光を浴びたのは、2018年11月に開催されたロサンゼルス自動車ショーでの出来事でした。同社が初披露したピックアップトラック型や多目的スポーツ車(SUV)型のEVは、力強いデザインと高い環境性能を両立させ、世界中の自動車ファンを魅了したのです。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)とは、悪路の走破性に優れ、荷物をたくさん積める多目的車のことであり、アメリカでは絶大な人気を誇る定番の車種カテゴリーを指します。

製造拠点として選ばれたのは、2017年に買い取った米イリノイ州にある三菱自動車の閉鎖工場であり、現在は2020年後半の米国市場向け量産開始に向けて着々と準備が進められている状況です。すでにアマゾンからは、配送用EVとして10万台という驚異的な規模の発注を獲得しています。これは、ネット通販の配送時に発生する二酸化炭素(CO2)の排出量を削減し、地球温暖化防止を目指す環境対策の一環であり、企業の社会的責任を果たす強力な一歩となるはずです。

筆者は、今回のリヴィアンの躍進が自動車業界だけでなく、地球規模の環境問題にとっても極めて重要なターニングポイントになると確信しています。既存の自動車メーカーがEVシフトに苦戦する中、新興勢力がアマゾンなどの巨大IT企業と結託して物流の仕組みそのものを変えようとする試みは、非常に痛快で革新的です。テスラの後を追うライバルの登場は市場を健全に活性化させるため、この熱いEV競争から今後も目が離せません。

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