日産自動車の元会長であるカルロス・ゴーン被告が、保釈条件を破って日本から海外へ不法出国した事件が大きな波紋を広げています。2020年1月4日、捜査関係者への取材によって、元会長が利用したプライベートジェット機に大型の箱が積み込まれていたことが判明しました。東京地検などは、元会長がこの箱の中に身を潜めて密かに出国した疑いがあるとみて、出入国管理法違反の容疑で当時の詳しい状況を調べているところです。
ネット上では「映画のような展開で信じられない」「プライベートジェットのセキュリティはどうなっているのか」といった驚きや困惑の声が相次ぎ、SNSでもトレンド入りするほどの大反響を呼んでいます。捜査関係者の情報によると、元会長は2019年12月29日の昼に、保釈条件として居住を義務付けられていた東京都港区の自宅から1人で外出しました。その後、同日の夜に関西国際空港から飛び立った模様です。
出入国在留管理庁のデータベースを確認しても元会長の出国記録は残されておらず、正規の手続きを行わない「不法出国」であったことは間違いありません。この不法出国とは、国の法的な許可を得ずに国境を越える犯罪行為を指します。今回は関西国際空港において、高さ1メートルを超える大型の箱が機内に持ち込まれたことが分かっており、これが身を隠すトリックに使われた可能性が極めて高いと目されています。
驚くべきことに、搭乗者や手荷物をチェックする保安検査では、当時何の異常も検知されなかったそうです。今回使用された航空機はカナダのボンバルディア社製で、離陸後も貨物室と客室を自由に行き来できる特殊な構造になっていたとみられます。アメリカの有力紙であるウォール・ストリート・ジャーナルも、元会長が音響機器を運ぶための大型ケースに隠れて機内へ運ばれたと、2020年1月3日に報じました。
そのケースの底には、呼吸を確保するための穴があらかじめ開けられていたというから驚きですね。さらに同紙は、関西国際空港からトルコへ向かう飛行計画書に、アメリカのパスポートを持つ2人の男性が乗客として記載されていたことも伝えています。そのうちの1人は、アメリカ陸軍の精鋭として知られる特殊部隊「グリーンベレー」の出身者であったという衝撃の事実が明らかになりました。
グリーンベレーとは、高度なゲリラ戦や潜入任務、要人警護などの訓練を受けた軍の専門家集団のことです。このような国際的なプロフェッショナルが関与していたとすれば、一般の警備網を巧みにすり抜けたことにも頷けます。日本の司法制度を根底から揺るがす今回の逃亡劇は、一企業の不祥事という枠を完全に超え、国家レベルの安全保障や出入国管理の甘さを露呈する深刻な事態へと発展していると言えるでしょう。
いくら資金力や人脈があるからといって、保釈中の身でありながら犯罪に手を染めて逃亡する行為は、決して許されるものではありません。日本の厳格なチェック体制を欺いた手口の解明は急務であり、今後は国際社会と連携した迅速な捜査が強く求められます。世紀の逃亡犯となった元会長がどのような結末を迎えるのか、世界中のメディアがその動向に熱い視線を注いでいます。
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