皇室の歴史とともに脈々と受け継がれてきた伝統芸能「雅楽」の神髄に触れられる、またとない展覧会が幕を開けます。東京藝術大学大学美術館では、天皇陛下の御即位を記念した特別な催しとして「雅楽の美」展が開催されることになりました。会期は2020年4月4日から2020年5月31日までとなっており、新緑の美しい季節にぴったりの華やかな展示が期待されています。宮内庁が大切に保管してきた貴重な所蔵品を中心に、普段は滅多に目にすることができない至宝の数々が一堂に会する貴重な機会です。
そもそも雅楽とは、日本古来の音楽や舞踊に、アジア大陸から伝わった芸能が融合して完成した宮廷音楽のことです。平安時代には貴族たちの教養や娯楽として深く愛され、1000年以上の時を超えて今なお当時の姿を留めています。今回の展示では、実際に演奏で使われる絢爛豪華な楽器や、息をのむほど美しい装束、さらには雅楽をモチーフにした絵画や工芸品まで幅広く紹介される予定です。歴史的な価値はもちろんのこと、日本の職人技が光る美術品としての美しさにもぜひ注目していただきたいと感じます。
SNSでも話題沸騰!天才絵師が描いた衝立など見どころ満載
この展示の開催が発表されるやいなや、インターネット上やSNSでは美術ファンの間で大きな盛り上がりを見せています。「皇室の至宝を間近で見られるなんて贅沢すぎる」「春のお出かけに絶対行きたい」といった歓喜の声が相次ぎました。特に、幕末の京都画壇を代表する天才絵師である狩野永岳が手掛けた「散手・貴徳図衝立」の公開に対して、熱い視線が注がれています。衝立とは、部屋の仕切りや目隠しとして用いられる置き型の調度品であり、そこに描かれたダイナミックな舞姿は必見でしょう。
雅楽は単なる古い音楽という枠を超え、日本の美意識の源流とも言える存在です。現代の慌ただしい日常から少し離れて、優雅な宮廷文化の世界に浸ってみる時間は、私たちに豊かな心の潤いを与えてくれるのではないでしょうか。2020年春は、ぜひ上野の山へ足を運び、時空を超えた美の競演を体感してみてください。
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