アクトコールが2年ぶり黒字転換で過去最高益を達成!生活総合支援の強みと決算期変更の全貌

住宅の急なトラブル対応など、私たちの暮らしを足元から支える生活関連サービス大手のアクトコールが、2020年1月15日に最新の連結決算を発表しました。2019年11月期における最終的な儲けを示す「純利益」は5億4100万円の黒字を記録しています。前の期に計上していた1億2000万円の赤字から見事に脱却し、2年ぶりとなる黒字化を果たしました。

今回の劇的なV字回復は、同社にとって過去最高の利益水準となります。この素晴らしい業績に対して、SNS上では「不採算事業を素早く整理した経営判断が素晴らしい」「身近なサービスだけに黒字化は安心感がある」といった、好意的な意見が多く見られました。かつて足を引っ張っていた飲食事業などの採算が取れない分野から潔く撤退したことが、見事に功を奏した形です。

事業を整理する際に発生する特別な損失が出なくなったことで、同社の収益力は一気に健全化しました。全体の売上高こそ前の期に比べて24%減の45億円となりましたが、本業の儲けを示す「営業利益」はなんと96%増の8億7700万円へと急増しています。これほどまでに利益率が向上した背景には、選択と集中を徹底した同社の見事な戦略が存在するのです。

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成長を牽引するコア事業の躍進とこれからの展望

特に業績を大きく伸ばしたのが、不動産管理会社に代わって家賃の回収や管理を行う代行ビジネスです。さらに、水漏れや鍵の紛失といった住まいの困りごとを電話一本で受け付け、提携する修理業者を手配する基盤事業も非常に堅調でした。これらはストック型と呼ばれる安定した収益を生み出すモデルであり、現代の住宅ニーズに完璧にマッチしています。

筆者の視点としても、少子高齢化や賃貸需要の多様化が進む現代において、こうしたアウトソーシング(業務の外注化)の需要は今後も高まり続けると考えます。生活のインフラを支える企業として、アクトコールの存在感は一段と増していくでしょう。経営資源を有望な市場へ集中させた決断は、まさにこれからの時代を見据えた英断だったと言えます。

なお、同社は今回の発表に合わせ、決算を行う時期をこれまでの11月から9月へと変更することも明らかにしました。そのため、次期となる今期は2019年12月1日から2020年9月30日までの10カ月間という、変則的な期間での決算となる予定です。体制を新たに整えた同社が、これからどのような成長軌道を描くのか目が離せません。

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