東南アジアの活気あふれる国、ベトナムへの旅がさらに身近になりそうです。ベトナムを代表する大手格安航空会社(LCC)のベトジェットエアが、日本の地方都市を結ぶ新たな路線を大激増させることが2020年1月16日、明らかになりました。今回発表された計画によると、今夏にも福岡空港、鹿児島空港、そして中部国際空港(愛知県)からベトナムへ向かう定期便が、合計5路線も新設されるとのことです。これによって日本とベトナムを結ぶ同社のネットワークは、一気に10路線へと倍増します。
LCCとはローコストキャリアの略称で、徹底した効率化により驚きの低価格で航空券を提供する航空会社のことです。格安航空券の登場によって、海外旅行のハードルは劇的に下がりました。今回の新路線は、ハノイから福岡や鹿児島を結ぶルートに加え、中部国際空港とハノイ、ホーチミン、ダナンをつなぐ3つのルートが含まれています。これまで首都圏や関西圏に集中しがちだった直行便が地方都市に浸透することで、日本のどこからでも気軽にアジアへ飛び立てる時代が到来したと言えるでしょう。
急増するベトナム人実習生と地方観光を支える架け橋に
同社が特に鹿児島路線に目をつけた背景には、日本で働く技能実習生や留学生の存在があります。現在、多くのベトナム人の方々が日本の地域産業を支えており、鹿児島にもたくさんのコミュニティが形成されているのです。この就航ニュースに対してSNS上では、「実家への帰省が格段に楽になる」「わざわざ東京を経由しなくて済むのはありがたい」といった、在日ベトナム人の方々からの大歓声が巻き起こっています。まさに生活に直結した、血の通った路線新設と言えます。
一方で、この取り組みは日本の地方が抱える観光インバウンドの課題解決にも寄与するはずです。アジアからの観光客を地方へ呼び込む絶好のチャンスであり、地域経済の活性化に直結することは間違いありません。安価な運賃を提供するLCCの底力は、単なる移動手段に留まらず、人と文化をダイレクトに結びつける地方創生の起爆剤になるでしょう。大手航空会社には真似できないベトジェットエアの果敢な攻めの姿勢は、これからの航空業界に新しい風を吹き込んでくれそうです。
コメント