東京株式市場は活気に満ちあふれています。2020年1月18日の取引において、日経平均株価が再び上昇へと転じました。これにより、市場の節目となる2万4000円の大台を3日ぶりにクリアしています。投資家たちの間では安堵の表情が広がっており、SNSでも「ついに大台に戻した」「このまま勢いに乗ってほしい」といった前向きなコメントが相次いで投稿されました。ここ最近の停滞感を吹き飛ばすような、非常に明るいニュースが届いています。
株価を押し上げた最大の要因は、前日の米国市場の盛り上がりです。ニューヨーク株式市場において、主要な株価指数がそろって過去最高値を塗り替えました。この世界的な好景気の流れを日本市場もダイレクトに引き継いだ形となります。さらに、外国為替市場で円安・ドル高が進んだことも追い風となりました。円安になると、日本の主軸である輸出企業の業績が伸びやすくなるため、株式を買いたいという意欲が一段と強まったと考えられます。
今回の株価上昇には、お隣である中国の動向も大きく関係しているでしょう。現地から発表された経済指標が極めて堅調な内容であったため、世界第二位の経済大国に対する先行き不安が和らぎました。経済指標とは、国の経済状況を測るための成績表のような統計データのことです。この数字が良かったことで「世界経済はまだまだ元気だ」という安心感が広がり、投資に前向きな心理である「投資家心理」を大きく改善させる結果となりました。
ただ、手放しで喜び続けるわけにはいかないのが市場の奥深さです。午前中の取引で一通り買い注文が出揃った後は、当面の利益を確定させるための売り注文が目立ち始めました。午後からの取引では、株価の伸びがやや鈍くなる展開を迎えています。これについては、確実な儲けを確保しようとする市場の冷静な判断が働いたと言えるでしょう。一気に急上昇するよりも、こうした調整を挟む方が健全な相場環境が維持されると私は考えています。
今回の市場全体の動きを測る他の指標にも注目してみましょう。東証1部の代表的な銘柄の動きを示す「東証株価指数(TOPIX)」や、優良企業400社で構成される「JPX日経インデックス400」も、同じく3日ぶりに反発しました。一方で、新興企業向け市場の「東証マザーズ指数」は4日連続で下落する結果となっています。市場ごとに明暗が分かれた形ですが、主力の大型株が市場を牽引している現在の力強い構図は、今後の展開に大きな期待を持たせてくれます。
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