2019年5月30日、茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブを舞台に、男子ゴルフ「ミズノオープン」が開幕いたしました。この大会は、ゴルファーにとって特別な意味を持つ一戦です。なぜなら、優勝賞金2,000万円という価値だけでなく、有資格者を除いた上位4名(12位以内)には、同年7月にロイヤルポートラッシュGCで開催される世界最高峰のメジャートーナメント、全英オープンゴルフ選手権への出場権が与えられる、まさに夢への登竜門だからです。
初日は、海外勢がその強さを見せつける展開となりました。韓国のベテラン選手である金庚泰(キム・キョンテ)選手と、オーストラリア出身のディラン・ペリー選手が、ともに5アンダーの「67」という好スコアをマークし、堂々の首位タイに並び立っています。全長8,016ヤード、パー72というツアーでも屈指の超ロングコースであるザ・ロイヤルGCを攻略した、彼らの技術力と戦略眼はさすがの一言に尽きます。特に金庚泰選手は、2015年に日本ツアーで年間賞金王に輝いた実力者で、その安定感は健在と言えるでしょう。
日本勢も負けてはいません。首位とはわずか1打差の4アンダーで、和田章太郎選手が単独3位につけて、虎視眈々とトップの座を狙っています。さらに、賞金ランキング上位の常連である今平周吾選手を含む6名が、3アンダーの4位グループにひしめき合っている状況です。この4位グループには、圧巻のプレーを見せた選手もいます。木下稜介選手は、1日のラウンド中に一つのホールをわずか2打で終えるという快挙、すなわちアルバトロスを3番パー5で記録しました。アルバトロスは、ゴルフにおけるイーグル(規定打数より2打少ない)をさらに上回る、規定打数より3打少ないスコアでホールアウトすることを指す、非常に稀有な記録で、SNS上でも「とんでもない偉業だ!」「このまま勢いに乗ってほしい」と大きな反響を呼んでいました。
初日の10位グループには、前週のツアーで記念すべき初優勝を飾ったばかりの大槻智春選手や、日本ゴルフ界のトップランカーである池田勇太選手ら、実力者が名を連ねています。このグループは首位とは3打差の2アンダーですが、彼らもまた全英オープンの出場権獲得を目指して、残りのラウンドで猛追を見せるに違いありません。一方、昨年2018年の日本シリーズJTカップ優勝以来、久しぶりに日本ツアーへ参戦した小平智選手は73で48位タイ、また欧州ツアーから一時帰国して出場している谷原秀人選手は76で109位タイと、出遅れる滑り出しとなりました。
🇬🇧全英オープンへの熱い戦い、今後の見どころ🇬🇧
ミズノオープンは、出場選手144名(うちアマチュア5名)、賞金総額1億円という規模で開催されており、この試合の結果が今後の男子ゴルフ界の勢力図にも影響を与えることは必至です。私は、この「全英オープン」というメジャートーナメントへの挑戦権が懸かっていることで、選手の士気が一段と高まっていると見ています。初日に海外勢が上位を占めたことで、日本勢にはさらに奮起が求められるでしょう。特に、僅差で首位を追う和田章太郎選手や、アルバトロスで波に乗る木下稜介選手が、この勢いを維持できるかが、非常に重要なポイントになるでしょう。
このコースは、その長大さから飛距離だけでなく、グリーン周りのアプローチや、タフなコンディションでの精神力が試されます。ベテランの安定感、若手の勢い、そして世界の舞台を知る選手の経験が激しくぶつかり合う、この後のミズノオープンの展開から、私は目を離すことができません。全英オープン出場という栄光を掴み取るのは、一体どの選手になるのでしょうか。期待に胸が膨らみます。
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