世界中のテニスファンが熱い視線を注ぐ、4大大会(グランドスラム)の今シーズン初戦、全豪オープンが2020年1月20日にオーストラリアのメルボルンで華々しく開幕を迎えました。注目は何といっても、女子シングルスで大会2連覇に挑む大坂なおみ選手(日清食品)の戦いぶりです。今大会で第3シードに入った彼女は、初戦からディフェンディングチャンピオンとしての圧倒的な存在感をコート上で見せつけてくれました。
1回戦の対戦相手は、世界ランキング59位の実力者であるチェコのマリエ・ブズコバ選手でした。大坂なおみ選手は試合開始直後から力強いストロークを武器に主導権を握り、6-2、6-4のストレートで快勝を収めています。この圧巻の勝利に対して、SNS上では「女王の風格が漂っている」「連覇に向けて素晴らしいスタートダッシュを切った」といった歓喜の声が溢れかえり、日本国内だけでなく世界中でトレンド入りを果たすほどの大反響を呼びました。
彼女の最大の武器は、時速200キロメートルに迫る高速サーブと、コートの隅へ強烈に打ち込むストローク(ラケットを振って弾むボールを打つ基本技術)にあります。今回はディフェンス力に定評があるブズコバ選手を、持ち前の攻撃力で完全に圧倒した形となりました。王座を守るという重圧をはねのけ、終始冷静にゲームをコントロールしていた姿には、精神的な成長も強く感じられます。
次なる2回戦の舞台では、世界ランキング42位の鄭賽賽選手(中国)との対戦が待ち受けています。相手は多彩な戦術を繰り出す技巧派として知られているため、大坂なおみ選手がどのように持ち前のパワーでねじ伏せるのか、今から目が離せません。また、今大会の女子シングルスでは、通算24回目のグランドスラム制覇を狙う第8シードのセリーナ・ウィリアムズ選手(米国)も順当に初戦を突破しており、今後の優勝争いはさらに白熱していくでしょう。
一方で、男子シングルスからも日本勢の嬉しいニュースが飛び込んできました。世界を舞台に闘う西岡良仁選手(ミキハウス)が、セルビアのラスロ・ジェレ選手と激突したのです。試合は息をのむ大接戦となりましたが、6-4、3-6、6-2、7-6で見事に競り勝ち、2回戦進出を決めています。粘り強いフットワークと戦術眼が光った見事な勝利であり、日本テニス界全体の勢いを感じさせる最高の初日となりました。
今回の全豪オープンは2020年2月2日まで熱戦が繰り広げられる予定で、シングルスの優勝賞金はなんと412万豪ドル、日本円にして約3億1300万円という破格の規模を誇ります。私は、今回の大坂なおみ選手の戦いぶりを見て、彼女が再びメルボルンの地でトロフィーを掲げる姿を確信しました。プレッシャーをエネルギーに変える彼女の真の強さに期待しつつ、日本勢のさらなる躍進を全力で応援していきましょう。
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