【2019年静岡の新車市場】消費増税と台風が直撃!明暗を分けた登録車と軽自動車の動向を徹底解説

静岡県内のモビリティ社会に、大きな変化の波が押し寄せています。日本自動車販売協会連合会静岡県支部が発表した2019年(令和元年)のデータによると、軽自動車を除いた県内の新車登録台数は、前年と比べて2.0%減少の10万1416台にとどまりました。実は2019年9月までの累計では2.8%増と非常に好調に推移していただけに、秋以降の失速が悔やまれる結果です。

このブレーキの最大の要因となったのが、2019年10月1日に実施された消費税率10%への引き上げです。これに伴い、消費者の購買意欲を示す「消費マインド」が急激に冷え込んでしまいました。さらに、相次ぐ台風の上陸といった悪天候も重なり、ディーラーへ足を運ぶ人が減ったことも追い打ちをかけています。生活に直結する乗用車の販売は、3.1%減の8万8052台と苦戦を強いられました。

ここで専門用語を優しく解説しておきましょう。よく耳にする「新車登録台数」とは、ナンバープレートを取得して公道を走れる状態にした車の数のことです。これには排気量が660ccを超える「登録車(普通車や小型車)」のみが含まれ、黄色いナンバーの軽自動車は含まれません。車がどれだけ売れたかという、地域の景気や経済の活力を測る重要なバロメーターとして日々注目されています。

その一方で、ビジネスを支える貨物車は6.3%増の1万1409台を記録し、3年連続でプラス成長を維持しました。ネット通販の拡大による物流需要の高さがうかがえます。さらに、静岡県軽自動車協会がまとめた2019年の軽自動車販売台数も、2.8%増の8万3220台と3年連続で前年を上回りました。維持費が安く小回りが利く軽自動車へ、賢くシフトするユーザーが増えているのでしょう。

SNS上では「増税前に駆け込みで買っておいて正解だった」「やっぱり維持費を考えると次は軽自動車一択かな」といったリアルな声が飛び交っています。やはり増税による財布の紐への影響は想像以上に大きかったようです。また、直近の2019年12月単月で見ると、新車登録台数が7.2%減、軽自動車が12.3%減とどちらも大きく落ち込んでおり、駆け込み需要の反動が色濃く出ています。

編集部としては、この結果は一時的な冷え込みにとどまると予測しています。自動車は現代の静岡ライフにおいて、決して欠かすことのできない必需品だからです。税率アップや天候に左右された激動の2019年でしたが、各メーカーが繰り出す魅力的な新型車や、安全性能が進化した軽自動車の登場により、2020年以降は再び市場が活気を取り戻すことを大いに期待したいところです。

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