理学療法や機能回復を目的とする「リハビリテーション」の世界で、今まさに大きな技術革新が起きようとしています。リハビリサービスを展開する株式会社モフ(東京都港区)は、自社が提供する最先端の運動記録端末を、2022年12月末までに3000施設へと導入する野心的な計画を打ち出しました。これは現在の約7倍という驚異的な拡大ペースであり、福祉業界全体に大きな激震が走っています。
この急激な事業拡大を支えるため、同社は組織体制の強化を急いでいます。具体的には、SOMPOホールディングスおよびスパークス・グループが共同で運営する有力な投資ファンドから、総額7億円という巨額の資金調達を成功させました。このニュースに対し、SNS上では「介護現場の負担が減りそう」「これからの時代に絶対必要なイノベーションだ」といった、期待に満ちた前向きな反響が数多く寄せられています。
腕や足につけるだけで自動記録!注目の「モフバンド」とは
大きな注目を集めているのが、同社が独自に開発した「モフバンド」というウェアラブル端末です。これは腕や足に装着して体を動かすだけで、運動の具体的な種類を判別し、その実施回数を瞬時にタブレット端末へ表示・保存してくれる仕組みを持っています。これはいわゆる「IoT(モノのインターネット)」と呼ばれる、あらゆる日常の器具がネット経由で相互通信を行う技術を応用した最新鋭のデジタル機器なのです。
リハビリの現場では、患者さまの毎日の運動量を正確に記録することが極めて重要ですが、これまではスタッフの目視と手書きによる作業が主流でした。このIoT端末の登場によって面倒な事務作業が完全自動化されるため、現場の業務効率化は劇的に進むでしょう。テクノロジーで現場の負担を減らすアプローチは、少子高齢化が進む現代の日本において、まさに最適解であると私は確信しています。
トヨタやSOMPOと強力タッグ!医療分野への進出で見える未来
モフは今後、さらなる飛躍を目指して強力な大企業との共同開発に乗り出す方針です。具体的には、SOMPOやトヨタ自動車とタッグを組み、新たなリハビリ専用プログラムなどのメニュー開発に着手していきます。トヨタといえば、すでに下半身にまひを抱える患者さまの歩行訓練をサポートするロボットの販売を手がけており、この領域における高い技術ノウハウを持った企業です。
モフの高萩昭範社長は、患者さまの回復度合いに合わせた最も効果的な訓練方法を、これらのパートナー企業と共同研究していくと意気込みを語っています。これまで主に介護事業所向けに展開してきた同社ですが、こうした強力な協業を通じて、今後は病院などの本格的な医療現場でも活用できる高度なサービスの実現を目指していくロードマップを描いています。
これまで民間企業がバラバラに取り組んでいた介護、自動車、そして最先端ITが一つに融合することは、日本のリハビリ水準を世界最高峰へ引き上げる起爆剤になるはずです。単なる業務効率化に留まらず、人間が持つ本来の生命力をデータ科学で最大限に引き出すというモフの挑戦は、私たちの老後やもしもの時の安心感を、より確かなものへと変えてくれるに違いありません。
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