株式市場が大きな盛り上がりを見せています。2020年1月15日、多くの注目企業から第3四半期の決算発表が行われました。企業の成績表とも言える今回の数字ですが、全体的に業績の拡大傾向が目立つ、非常にポジティブな内容となっています。SNS上でも「あの銘柄の伸びが凄すぎる」「今後の株価に期待」といった個人投資家たちの熱い声が飛び交っており、お祭り騒ぎのような活況です。投資家の関心が特に集まる注目企業の動向を、専門用語の解説を交えながら分かりやすくお届けします。
今回の発表で特に目を引くのが、アパレルやエンターテインメント、IT関連といった私たちの生活に身近な業界の躍進です。例えば、人気ブランドを多数展開するパルグループホールディングスは、売上高が996億円に達し、経常利益も80億2000万円と前年を大きく上回る好成績を収めました。SNSでは「店舗の勢いがそのまま数字に出ている」と感嘆の声が上がっています。また、映画業界の巨人である東宝も、売上高が2011億円、経常利益が443億4500万円と圧倒的な数字を叩き出し、映画ファンの間でも大きな話題を集めている状況です。
ここで、決算書を読み解く上で重要な「経常利益」という専門用語について触れておきましょう。これは企業が本業で稼いだ利益に、受取利息や為替差損益といった本業以外の経常的な収支を足し引きしたものです。つまり、企業が普段通りの活動を続けた場合に、どれだけの実力を持っているかを示す最も信頼性の高い指標と言えます。今回、多くの企業がこの数字を伸ばしているということは、日本企業の基礎体力が非常に充実している証拠であり、今後の経済の先行きを占う上でも大変喜ばしい傾向であると私は評価しています。
成長企業の明暗を分ける「1株益」の重要性と今後の展望
もう一つ、投資家が熱視線を送る重要な指標が「1株益(EPS)」です。これは企業が稼いだ純利益を、発行されている株の総数で割った数値になります。投資した株1株あたりに対してどれだけの利益が生み出されたかを表すため、企業の稼ぐ力を効率性という観点から測るために欠かせません。この数値が高ければ高いほど、株主への還元力がある優良な企業と判断されます。今回の決算では、この1株益が急上昇している企業が続出しており、市場の評価をさらに高める要因となっているようです。
コンサルティング業界で急成長を遂げているベイカレント・コンサルティングは、1株益が前年の123.7円から222.5円へと驚異的な大躍進を遂げました。2020年2月期の年間予想でも308.4円という高い数値を掲げており、企業のデジタル化需要を完璧に捉えていることが伺えます。こうした強気な業績予想は、企業の将来に対する絶対的な自信の表れです。これだけの成長ストーリーを見せつけられると、市場が敏感に反応するのも当然であり、今後の株価の動向からも目が離せない一社となるでしょう。
一方で、すべての企業が順風満帆というわけではありません。飲食業界のプレナスのように、売上を維持しながらも利益面で苦戦を強いられ、1株益がマイナスに沈んでいる企業も見受けられます。人件費の高騰や原材料費の負担が重荷になっていると考えられますが、こうした苦境からどのようにV字回復を果たすのか、経営手腕が試される局面です。好調な企業に資金が集中する二極化が進むからこそ、私たち投資家は数字の表面だけを追うのではなく、その裏にある企業の成長背景を冷静に見極める眼を養う必要があると考えます。
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