佐賀県鹿島市から、日本酒ファンだけでなく地域活性化に注目するすべての人にとって誇らしいニュースが飛び込んできました。総務省が主催し、豊かな地域社会の構築を目指して奮闘する団体や個人を称える2019年度の「ふるさとづくり大賞」が発表されたのです。全国の並み居る強豪の中から、なんと最高峰の栄誉である最優秀賞(内閣総理大臣賞)を、鹿島市の「鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会」が見事に射止めました。
この快挙に対してSNS上では、「地元の誇り!」「毎年楽しみにしているイベントだから本当に嬉しい」といった祝福の声が溢れています。中には「美味しい日本酒と街歩きが一度に楽しめるなんて最高すぎる」と、早くも次回の開催を心待ちにするファンの熱い書き込みも目立っていました。お酒を切り口にした地域おこしが、いかに多くの人々を魅了し、全国から愛されているかが手に取るように伝わってきます。
受賞の決め手となった「酒蔵ツーリズム」とは、ただお酒を飲むだけでなく、地域の歴史ある酒蔵を巡りながら職人の技や街の文化を肌で体感する新しい旅のスタイルのことです。鹿島市では毎年3月に合同の蔵開きを開催しており、歴史ある銘酒の飲み比べはもちろん、地元ならではの美味しい料理も堪能できます。2012年から始まったこの試みは着実にファンを増やし、地域に深く根付いていきました。
2019年3月に行われたイベントでは、隣接する嬉野温泉酒蔵まつりとの合計で、2日間で約9万9000人という驚異的な集客数を記録しています。住民や行政、民間企業がガッチリと手を組み、一過性のイベントで終わらせない「通年型」の観光発展を目指す姿勢が、まさに今回の日本一の評価に繋がったのでしょう。一丸となって街を盛り上げる人々の熱意が、素晴らしい結果を手繰り寄せたと言えます。
編集部としては、この取り組みこそ地方創生の理想的なモデルケースだと確信しています。ただ観光客を呼び込むだけでなく、地元の伝統産業である「日本酒」を軸に据えることで、シビックプライド(地域への誇り)を育む循環が生まれている点が実に見事です。お酒を通じた人の繋がりが、街全体に活力を与える最高の起爆剤になっているのではないでしょうか。
待望の次回イベントは、2020年3月28日と2020年3月29日の2日間にわたって開催される予定となっています。日本一の栄冠に輝いたことで、今年は例年以上の熱気と盛り上がりに包まれることは間違いありません。春の陽気に誘われながら、佐賀の誇る銘酒と温かい街の魅力に浸る特別な週末を、ぜひ現地で体感してみてはいかがでしょうか。
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