新潟の地に、若き才能を呼び覚ます画期的な挑戦の場が誕生いたしました。新潟大学経済学部の伊藤龍史准教授が、次世代の起業家を育てるための新組織「ベンチャリング・ラボ」を設立したのです。このラボは、ビジネスの立ち上げを志す学生たちを対象とした勉強会や、志を同じくする仲間と出会える交流会を精力的に開催していく空間となります。単なる学びの場にとどまらず、地域全体で挑戦者を支える仕組みづくりを目指している点が、非常に興味深い取り組みだと言えるでしょう。
特筆すべきは、起業家本人だけでなく、彼らを支える投資家やプロデューサーといった「支援チーム」の育成にも力を入れている点です。ここで言う「エコシステム」とは、生態系のように企業が生まれ育つ循環型の支援環境を意味します。地方で新しい産業を興すには、アイデアを持つ若者だけでなく、資金やノウハウを提供するサポーターの存在が欠かせません。この両輪を同時に育てるアプローチは、地方創生における極めて現実的かつ本質的な正攻法であり、心から応援したくなります。
SNS上でもこの動きは大きな注目を集めており、「地方の大学からこうした熱いコミュニティが生まれるのは素晴らしい」「学生時代にこんな場所が欲しかった」といった感動や期待の声が多数寄せられています。活動の舞台となるのは、新潟市や燕市にある民間事業者のスタートアップ支援拠点です。記念すべき設立イベントは、2019年12月に新潟駅前の「スナップ新潟」で華々しく開催されました。伊藤准教授の熱い想いに共感した多くの人々が集まり、会場は熱気に包まれた模様です。
伊藤准教授は、大学内のゼミ活動という枠を超え、学外の多様な学生たちにも門戸を開きたいという強い願いから今回の開設に踏み切りました。ベンチャリング・ラボでは、学生同士が互いの活動を共有し、実践的な知識を深め合います。さらに、社会人や研究者の参加も見込んでおり、世代や立場を超えた化学反応が期待できるでしょう。大学が地域と繋がり、ビジネスの現場を巻き込んでいくダイナミックな試みは、今後の地方大学が果たすべき理想的な姿を体現しています。
イベントには、起業を夢見る大学生や高校生、そして支援に意欲を燃やす社会人など、約60名もの参加者が集結いたしました。プログラムの目玉となったのは、制限時間内で自身の夢や強みをアピールする「3分間ピッチ」です。短い時間で簡潔に魅力を伝えるこのプレゼンテーション技法は、投資家の心を掴むために必須のスキルとされています。果敢にマイクを握る若者たちの姿は、新潟の未来が明るいものであると確信させてくれる、瑞々しいエネルギーに満ちあふれていました。
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