新型コロナウイルスに打ち勝つ!中国外交トップが米国と緊密連携へ、国際社会にアピールする「自信と能力」の背景とは

世界中で緊張が高まっている新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、中国の外交を取り仕切るトップが動きました。中国共産党の政治局員である楊潔チ(ヤン・ジエチー)氏は、2020年01月29日に米国のポンペオ国務長官と電話での協議をおこなっています。現在、中国は国家主席である習近平氏の強力なリーダーシップのもとで、この未知のウイルスという巨大な脅威に全力で立ち向かっている最中です。

この緊迫したやり取りに対して、インターネット上やSNSでは多くのユーザーが注目を寄せています。「大国同士が足並みを揃えて封じ込めてほしい」といった協力を期待する声が上がる一方で、「実際の感染状況はどうなのか」と透明性を懸念するリアルな呟きも散見される状況です。人々の関心がこれまでにないほど高まっているのは間違いありません。

楊氏は今回の協議の中で、中国にはウイルスによる疫病(集団的に発生する流行病)の勢いを止め、この戦いに勝利する「自信と能力が十分にある」と言い切りました。中国政府はここ最近、この感染症をあたかも「打ち倒すべき敵」に見立てた強い表現を意図的に多用しています。国内外に対して強い危機感を示すとともに、国を挙げて全力で封じ込める姿勢を猛烈にアピールしているのでしょう。

また、世界保健機関(WHO)の専門家チームが、感染の中心地である武漢で現地調査を行うことにも言及されました。楊氏は、中国が国際社会に対して隠し事をせず、責任感を持ったオープンな態度で対応している点を強く主張しています。これに対し、米国のポンペオ氏も「中国と緊密に連絡を取り合い、世界の健康安全を脅かす課題に共に対処しよう」と応じました。

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世界を巻き込む中国の迅速な電話外交とその狙い

中国の積極的なアプローチは米国だけにとどまりません。これに先立つ2020年01月28日には、王毅(ワン・イー)外相がイギリスのラーブ外相や韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と相次いで電話協議を重ねています。王氏も同様に、ウイルスを抑え込むことへの並々ならぬ自信を崩していません。さらに習主席自身も、同日にWHOのテドロス事務局長と北京で直接会談しました。

このように主要国や国際機関へ熱心に働きかける背景には、高度な政治的判断が透けて見えます。仮にWHOが今回の事態を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言すれば、それは習指導部にとって大きなイメージダウンになりかねません。だからこそ、先手を打って関係各国に現状の取り組みを説明し、理解を取り付けるための外交戦を展開しているのだと考えられます。

編集部としては、中国がこれほどまでに自信を誇示し、矢継ぎ早に外交を展開する姿に、事態の裏にある凄まじい焦燥感も感じざるを得ません。言葉通りの高い透明性と実行力が伴わなければ、国際社会の信頼を真に勝ち取ることは難しいでしょう。大国としての責任ある行動と、一日も早い事態の終息を願うばかりです。

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