【世界初】リチウムイオン電池の10分の1!?シーメンスが挑む「岩石蓄電」が2022年商用化へ、再生可能エネルギーの常識を覆す次世代技術の全貌

再生可能エネルギーの普及が進む中で、天候によって発電量が左右される問題への対策が急務となっています。こうした課題を劇的に解決するかもしれない画期的なニュースが飛び込んできました。ドイツの製造大手シーメンスグループが、なんと「岩石」に熱をためてエネルギーを保存する次世代の蓄電システムを、2022年にも商用化する方針を明らかにしたのです。すでに10社以上の電力会社などと覚書を交わしており、世界初の試みとして大きな注目を集めています。

SNS上でもこの発表は瞬く間に話題となり、「岩石で電気を貯めるなんて信じられない」「コストが圧倒的に安いのは魅力的すぎる」といった驚きや期待の声が多数寄せられました。環境問題への意識が高まる現代において、この新技術への関心は一気に跳ね上がっています。

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コストは10分の1!圧倒的な低価格と寿命を誇る火山岩のパワー

シーメンスの風力発電子会社であるシーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー(SGRE)は、2019年にドイツ北部のハンブルクで大規模な実証プラントを稼働させました。コンクリートの建物内に直径3センチメートルほどの火山岩を約1000トンも詰め込み、3000世帯の1日分に相当する電力を蓄えられる仕組みです。

このシステムの最大の強みは、どこでも手に入る火山岩や汎用的な建設資材を使うため、蓄電コストがリチウムイオン電池の約10分の1という驚異的な安さである点にあります。さらに、設備の寿命が30年以上と非常に長いことも魅力です。材料を増やすだけで簡単に容量を拡大できるため、大規模な施設への展開も容易とされています。

「岩石蓄電」の仕組みと、弱点を補う驚きの熱効率

ここで気になるのが、岩石蓄電の仕組みでしょう。これは余った電力を使って火山岩を750度前後に加熱し、その熱を1週間近くも保持できるシステムです。電気が必要になった際には、その熱で蒸気タービンという羽根車を回して再び発電を行います。このように、熱の力を利用して電気の供給量を調整する技術なのです。

電気を一度熱に変えてから再び電気に戻すため、電力の変換効率は最大45%に留まり、80%から90%を誇るリチウムイオン電池には及びません。しかし、熱そのものへの変換効率は98%と極めて高いのが特徴です。電気としてだけでなく、周辺地域へ温水や蒸気をそのまま供給すれば、事業者にとっても新しい収益源になるでしょう。

爆発的に拡大する蓄電池市場と、編集部が注目する未来の展望

調査会社のデータによると、世界の蓄電池市場は2018年の1700万キロワット時から、2040年には28億5000万キロワット時へと100倍以上に急拡大する見込みです。巨額の投資が予想される中で、この岩石蓄電は市場の勢力図を塗り替える可能性を秘めています。現在はヨーロッパの企業を中心に話が進んでいますが、日本や米国、中東の企業も熱い視線を注いでいます。

編集部としては、この技術が脱炭素社会の実現に向けた強力な切り札になると確信しています。これまでは化石燃料への批判から需要が落ち込んでいた火力発電のタービン技術を、環境に優しい蓄電システムとして見事に蘇らせた点も実に見事な戦略です。効率の低さを熱供給で補うという現実的なアプローチも含め、2022年の初号機誕生が待ち遠しくてなりません。

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