ドライバーの皆様に嬉しいニュースが飛び込んできました。資源エネルギー庁が2020年1月27日に発表した調査によると、全国のレギュラーガソリンの店頭価格平均は、前週に比べて0.1円安い1リットルあたり151.5円を記録したのです。
値下がりへと転じたのは2019年10月下旬以来のことで、実に12週ぶりの快挙となります。年明けから原油の市場価格が下がったため、石油元売り会社が卸値を引き下げ、それを素早く店頭価格に反映させる給油所が多く見られました。
SNS上では「やっとガソリンが安くなって助かる」「このまま下落トレンドが続いてほしい」といった喜びの声が相次いでいます。家計に直結する燃料費の動向だけに、多くのユーザーがこの変化を好意的に受け止めている模様です。
地域別の動きに目を向けると、福井県をはじめとする17府県で価格が減少しました。なお、今回の調査における全国の最高値は長崎県の163.0円で、反対に最も安かったのは岡山県の146.9円となり、地域ごとの格差が浮き彫りとなっています。
今回の値下がりの背景には、世界を揺るがしている新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が大きく関係しているのです。中国国内での移動制限や経済活動の停滞により、航空燃料や自動車用ガソリンといった輸送燃料の消費が落ち込むという予測が強まりました。
こうした思惑から原油の需要減が意識され、原油価格は2020年1月下旬以降に急落しています。私たちはグローバルな社会に生きており、遠く離れた感染症の流行が、巡り巡って身近な給油所の価格を引き下げる要因になるのは非常に興味深い現象でしょう。
石油元売り各社は、今週も卸値を1リットルあたり1円から1.5円ほど引き下げる方針を系列の給油所に通知しています。これを受けて価格調査を行う石油情報センターは、「来週も引き続き小幅な値下がりになる」との見通しを示しました。
地球環境への配慮は大切ですが、日々の生活を支えるガソリンが安くなることは純粋に歓迎すべき事態だと私は考えます。新型肺炎の動向は懸念されるものの、この原油安が停滞する経済を刺激するカンフル剤になってくれることを期待したいところです。
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