🔥 G20外交実績で「参院選」へ弾み!自民・安倍首相の戦略と野党「1人区」共闘の行方

2019年6月27日、与野党は通常国会の閉幕を受けて、7月21日の投開票が迫る参議院選挙に向けた態勢を本格的に整え始めました。特に自民党は、選挙の行方を大きく左右するとされる改選定数1の「1人区」での勝利を目指し、党幹部を次々と現地に送り込むなど、熱心なテコ入れを図っています。中でも、安倍晋三首相は6月28日から29日にかけて開催される「20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)」や、それに関連する一連の重要な外交日程で成果を上げることによって、来る参院選に力強い追い風を吹かせたいという強い狙いがある様子です。

安倍首相は6月26日の記者会見で、G20サミットについて「世界の真ん中でリーダーシップを発揮し、外交を次の段階へ押し上げるサミットとなるよう議長の大役を果たしたい」と並々ならぬ決意を語られました。特に注目されるのは、国家主席として初めて来日する中国の習近平(シー・ジンピン)氏、そして3ヶ月連続での会談となるアメリカのトランプ大統領との首脳会談で、これらは間違いなく大きな外交実績として有権者にアピールされるでしょう。SNSでは、このG20での成果が参院選のムードを一変させる可能性について、「外交の華々しいニュースで、国民の関心が選挙から離れるのでは」「さすがに現職首相の外交カードは強い」といった反応が見受けられ、その影響力に大きな関心が寄せられています。

一方、野党側は、この「1人区」における候補者を一本化し、共闘の足場固めを急いでいます。この「1人区」とは、改選定数がわずか1議席の選挙区のことで、与党と野党がそれぞれ擁立した候補者が一騎打ちになるケースが多く、選挙結果に直結するため、非常に重要な戦場となります。野党は、選挙協力の要として無所属や統一候補を擁立し、与党候補との対決姿勢を鮮明にしている状況です。

自民党は、2013年の参院選で大勝した議員が今回改選を迎えるため、当時の政権奪回直後のような勢いはないと見ており、現有議席を維持するのは困難であるという見方が党内に広がりつつあります。そのため、党勢の減少を最小限に抑えるためには、この「1人区」での基盤強化が喫緊の課題と捉えられています。そのため、岸田文雄政調会長は国会閉幕直後に「激戦区」と位置づける岩手選挙区へ急行し、二階俊博幹事長は6月28日に徳島を訪れるほか、苦戦が予想される東北地方へも足を運ぶ予定です。また、加藤勝信総務会長は衆院補選や知事選で敗北が続き危機感が強い沖縄選挙区へ6月29日に応援に入るなど、まさに幹部が総動員体制で地方を固めにかかっています。

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野党共闘の苦悩と公明党の焦り

連立与党を組む公明党も、最重点区での苦戦に焦りの色を隠せません。斉藤鉄夫幹事長は、特に重要と位置づける兵庫選挙区を6月28日に訪れる計画です。同選挙区は定数3を自民党、立憲民主党、日本維新の会などと争う大混戦ですが、党の内部調査では4番手に甘んじている結果に強い危機感を抱いているといいます。同党は、候補者を擁立した7つの全選挙区での勝利を目標に掲げ、山口那津男代表らも兵庫県へ何度も足を運び、議席確保に全力を注ぐ構えです。

一方の野党では、立憲民主党の枝野幸男代表が党会合で、老後の資産形成において2千万円が不足すると指摘した金融庁金融審議会報告書の問題に触れ、「国民の暮らしの安心を取り戻す選挙にしなければならない」と、生活不安を背景に支持を訴える方針を強調しました。国民民主党の玉木雄一郎代表も記者会見で、1人区における候補者を一本化した野党5党派の共闘について「各党が自分の党の候補者だという意識で全力を傾けることが重要だ」と、結束の重要性を訴えられました。

立民の枝野氏と国民民主党の玉木氏の両党首が、6月27日に香川選挙区の無所属新人の応援にそろって駆けつけたことは異例の出来事です。これまで立民は参院選での候補者調整で、共闘に対して消極的であるとの指摘を一部で受けてきた経緯があり、この共闘の姿勢を強くアピールすることで、そうした批判を払拭したいという狙いがあるのでしょう。この動きは、SNSでも「いよいよ野党が本気になった証拠だ」「党首が並ぶのはインパクトがある」と話題になっており、共闘の進展に対する期待が垣間見られます。

しかしながら、現時点では、党首が自党の候補者ではない、別の野党が主導する候補の選挙区に入り込んで応援を行うといった動きは、まだ限定的のようです。枝野氏は6月28日に改選定数2の静岡選挙区で立民公認の新人候補を、6月30日には埼玉、千葉、東京の各選挙区で立民公認候補のテコ入れに注力する予定です。一方、玉木氏も6月30日に岩手と福島で無所属候補の応援に回る見通しですが、これらの選挙区は国民民主党の大物議員である小沢氏や同党幹部の地元という背景があります。このように、両党とも現時点では、自らが擁立を主導した候補への支援に力を注いでいる状況が読み取れます。

編集者として、私見を申し上げますと、参院選は与党にとっては現有議席維持の難しい戦い、野党にとっては政権に一矢報いる重要な機会であると拝察いたします。特に安倍首相がG20という国際舞台で外交成果を上げることは、与党への追い風として非常に強力です。野党共闘が「数合わせ」に終わらず、国民の生活に寄り添った具体的な政策を掲げ、選挙区ごとに真の「一枚岩」となれるかどうかが、今回の参院選の鍵を握っていると言えるでしょう。

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