2020年2月4日、IT大手の日本ユニシスが発表した2020年3月期の業績予想は、多くの投資家やビジネス関係者の注目を集めています。同社は連結純利益が前期比で23%増となる175億円に達する見通しを明らかにし、これまでの予想を15億円も上方修正しました。売上高は3140億円、営業利益は250億円と、いずれも堅調な成長を見込んでいます。この数字の背後には、一体どのような躍進の理由が隠されているのでしょうか。
最大の追い風となっているのは、世の中に浸透しつつあるキャッシュレス決済の波です。特にスマートフォンを用いたQRコード決済の取扱高が急増しており、同社にとっては非常に大きな収益の柱となっています。ここで言う「QRコード決済」とは、スマホの画面に表示したコードを読み取らせることで決済が完了する仕組みのことで、現金を持ち歩かないライフスタイルの定着に伴い、その利便性が広く普及しています。
手数料型ビジネスが支える安定的な収益構造
日本ユニシスの強みは、単にシステムを開発して売るだけではない点にあります。同社は決済が利用されるたびに手数料を受け取る「手数料型ビジネス」を展開しており、これが利益率を大きく押し上げているのです。いわば、キャッシュレスという経済の動脈を支えるインフラの一部として、着実に収益を積み上げているわけです。システム開発の引き合いも幅広い業種で好調であり、まさに全方位的な成長を遂げています。
実際、2019年4月1日から2019年12月31日までの第3四半期決算においても、純利益は前年同期比32%増の118億円という好成績を残しました。SNS上でもこの発表を受けて、「DX(デジタルトランスフォーメーション)の波に乗り切っている」「堅実なビジネスモデルが評価されるべき」といった前向きな意見が多く見受けられます。ITインフラを担う企業として、時代の変化を的確に捉えた経営判断が功を奏したと言えるでしょう。
私個人としても、今回の結果は非常に興味深いと感じています。単なるシステム会社という枠組みを超え、決済手数料というストック型の収益モデルを確立できたことは、今後の安定成長を予感させる大きな布石となるはずです。今後もデジタル技術が社会をどのように変えていくのか、同社の動向を通じて注視していく必要がありそうですね。
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