世界を魅了するキッコーマンの強さの秘密とは?2019年度第3四半期決算から読み解く成長戦略

私たちの食卓に欠かせない調味料の代名詞といえば、キッコーマンですよね。2020年2月4日に発表された2019年4月1日から2019年12月31日までの連結決算において、同社が安定した成長を見せています。なんと、純利益は前年同期比で5%増となる234億円を達成しました。売上高は4%増の3554億円、営業利益に至っては6%増の326億円と、非常に堅調な数字を記録しています。

この素晴らしい業績を支えているのは、決してしょうゆだけではありません。日本国内では、豆乳飲料や「つゆ」をはじめとしたしょうゆ関連調味料が消費者の心をつかみ、売上を大きく伸ばしました。特に、健康意識の高まりを受けて豆乳飲料の人気が根強いことは、私たちの日常的な買い物行動にもよく表れていますよね。国内事業の営業利益は7%増の119億円となっており、確固たる地位を築いていることが分かります。

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グローバル展開が切り拓く新たな可能性と課題

もちろん、キッコーマンの強みは海を越えても変わりません。海外事業での売上高は5%増の2125億円、営業利益も7%増の214億円を記録し、もはや「キッコーマン」が世界的な食文化の一部となっていることを実感させられます。しかし、どんなに順調に見える企業でも、新たな挑戦には苦労がつきものです。たとえば、欧州における卸売事業では、物流の要となる倉庫の拡張に伴う賃借料などのコストが増加し、惜しくも営業減益となりました。

また、昨今の世界的な経済情勢の中で、中国における動向も注視が必要です。現在、現地向けのしょうゆ製造を担う上海工場は春節の影響で稼働を休止していますが、今後の再開や対応についてはまだ決定されていません。このように、グローバルな事業展開においては、各国の経済環境や予期せぬリスクに対して柔軟に対応する力が、企業としての持続的な成長を左右するのではないでしょうか。

SNS上でも「やっぱり料理にはキッコーマンのつゆが一番安心」「豆乳飲料の新フレーバーが美味しくて毎日飲んでいる」といった愛用者の声が溢れており、変わらぬ品質への信頼がこの好業績を支えているのだと改めて感じます。2020年3月期の通期見通しは、前期比3%増の売上高4652億円、2%増の純利益265億円と据え置かれましたが、この安定感こそが多くの投資家やファンを惹きつける理由かもしれませんね。

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