2020年2月5日現在、インターネット上の脅威として深刻化しているのが、大手企業や銀行を騙る「なりすましメール」です。大切な情報が盗まれたり、詐欺の被害に遭ったりするリスクは、誰にとっても身近な問題といえるでしょう。そんな状況を打破すべく、ヤフーが画期的な対策を打ち出しました。3月から順次、同社が提供する「ヤフーメール」にて、高度な認証技術である「DMARC(ディーマーク)」が導入されます。
そもそもDMARCとは、メールの送信元が「正当な本人であるか」を第三者が確認するための最新技術です。これまではメールが本当に本人から送られたものかを見極めるのは非常に困難でした。しかし、この技術によって送信側が「うちからのメールはこう扱ってほしい」というポリシーを表明し、受信側がそれに基づいて偽メールを遮断できる仕組みが整います。世界ではすでにグーグルやマイクロソフトなどが採用し、メールの信頼性を支える標準的な基盤となっています。
なぜ今、国内最大規模の導入が必要なのか
驚くべきことに、これほど重要な技術でありながら、日本の国内事業者における導入は、残念ながらあまり進んでいないのが現状です。この点において、月間2300万人ものユーザーを抱えるヤフーが導入に踏み切ることは、日本のインターネットの安全性を底上げする非常に大きな一歩といえるでしょう。SNS上でも「ついに対応してくれるのか」「これで安心してメールを開けるようになる」といった期待の声が続々と上がっています。
具体的には、ユーザーがヤフーメールの「迷惑メールフィルター」機能を初期設定のままオンにしておくだけで、システムが自動的に認証を行い、なりすましメールを「削除」または「迷惑メールフォルダへ移動」といった適切な処理を講じてくれます。煩わしい操作なしに、プロレベルのセキュリティが手に入るのは心強い限りです。今後もこうした対策が標準化され、誰もが当たり前に安心してメールを利用できる環境が整うことを、一人の編集者として強く願っています。
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