コンタクトレンズ市場の競争激化に挑む!シード、中期経営計画の収益目標達成はなぜ困難に?

コンタクトレンズ大手のシードは、2021年3月期を最終年度とする中期経営計画において、掲げた収益目標の達成が難しくなる見通しです。この計画では、連結営業利益を35億円、営業利益率を9.1%に設定していましたが、実際には営業利益が30億円弱にとどまり、営業利益率は7%強に留まる公算が大きいでしょう。前期の営業利益率6.4%と比較しても、今期もほぼ横ばいの6.3%に留まる見込みで、目標達成への道のりは険しいものとなっています。

シードは、高付加価値なコンタクトレンズの販売比率を高めることで、収益力向上を目指していました。特に、黒目の輪郭を際立たせて目を大きく見せるカラコン(カラーコンタクトレンズ)などの新製品は、高い粗利益率が見込める主力商品です。これらの製品は主に若い女性層に非常に人気があり、需要も高い分野と言えます。しかし、市場全体の激しい競争、特に格安業者との競合が、シードの収益を圧迫している最大の要因だと考えられます。

格安業者の製品は、インターネット通販やドラッグストアなど、眼科診療を受けていない顧客にも販売されている実態があるようです。一方でシードは、コンタクトレンズを安全に使用していただくという観点から、販売時に眼科診療の確認を徹底しています。これは、お客様の目の健康を守るためには非常に重要な取り組みですが、利便性を追求する格安業者との販売競争においては、不利に働く側面があるのも事実でしょう。安全性を優先する企業としての信念と、市場での価格競争力のバランスを取ることが、現在のシードにとって大きな課題となっています。

このような状況に対し、SNSなどでは**「安全のために眼科確認は絶対必要」「安さだけを追求してはいけない」といった、シードの安全性を重視する姿勢を評価する声も見られます。しかし同時に、「格安カラコンの方が手軽に買える」「価格差が大きいとシードを選ぶのは難しい」という、価格と利便性を求める消費者の現実的な声も無視できません。私の見解としては、目の健康を守るという企業の社会的責任を全うしながらも、高付加価値製品の魅力をさらに高め、競合製品とは一線を画すブランド価値を訴求することが、収益改善の鍵を握っているのではないでしょうか。

中期経営計画の目標達成は困難となりましたが、シードは2019年6月27日時点でも、安全第一の販売体制を堅持しています。今後、シードがこの競争の激しい市場で、いかにしてブランド力と収益性**を両立させていくのか、その戦略に注目が集まるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました