SNSでも共感の嵐!東北大学名誉教授が語る、デジタル社会の罠と2020年に掲げるべき「本当の新年の抱負」とは?

お正月の華やかな雰囲気も落ち着き、あっという間に2020年1月30日を迎えました。時の流れの早さに驚かされるばかりですが、みなさんは今年の目標をすでに決められたでしょうか。東北大学名誉教授である原山優子先生は、このタイミングでまだ新年の抱負を決めていないことに気づいたそうです。数年前にはご家族へ向けてユニークな宣言をしたものの、年末の評価はかなり厳しかったとチャーミングに振り返ります。しかし、そこで決してめげない前向きな姿勢こそが、素敵な大人になるための第一歩なのかもしれません。

節目となる2020年は、新しい10年の幕開けを告げる特別な1年です。原山先生は、せっかくなら長続きする目標を立てたいと考え、古くから伝わる「人のふり見て我がふり直せ」という格言に注目しました。周囲の人々の行動をじっくりと観察することから、自分自身のあり方を見つめ直そうというアプローチです。これは、日々忙しく過ごす現代の私たちにとっても、非常に深い示唆を与えてくれる素晴らしい視点だと言えるでしょう。まずは身近な社会の様子を観察することから、新年の歩みが始まります。

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便利さと引き換えに生まれた現代社会の影

振り返れば、直近の2010年代はデジタル化の大きな波が押し寄せ、私たちの生活を根底から覆した激動の時代でした。スマートフォンが普及し、知りたい情報をいつでも片手で検索できるようになり、自分の考えを世界中に発信できる環境が整ったのです。さらに、目に見える形での支払いを意識することなく、あらゆる人と瞬時につながる利便性も手に入れました。ネットの世界では、情報通信技術を活用したデジタル化が急速に進み、私たちの暮らしを劇的に豊かに変えたことは間違いありません。

しかし、この劇的な変化が、人々の関係性を本当に幸せにしたのかというと、疑問が残るところです。SNS上では、この便利すぎる社会の歪みに対して「つながりすぎて疲れる」「ネットの攻撃性が怖い」といったリアルな反響や、共感の声が多数寄せられています。本来なら社会を円滑にするはずのテクノロジーが、かえって人々の対立を際立たせ、瞬時にその火種を拡散させてしまうという皮肉な現象が起きているのです。私たちは、デジタルがもたらす光だけでなく、その影にも目を向ける必要があります。

心理学が解き明かす情報社会の恐ろしさと、いま必要な覚悟

ネットの世界で特に恐ろしいのは、個人の断言や単なる思い込みが、一瞬にして歪みのない真実として扱われてしまう点です。心理学の分野では、人間は一度ある考えを刷り込まれてしまうと、たとえ後から客観的な事実を突きつけられても、自分の意見を簡単に変えられない性質があると指摘されています。これは、自分が信じたい情報だけを集めてしまう心理現象である「確証バイアス」にも通じる、人間の脳のメカニズムと言えるでしょう。情報が溢れる今だからこそ、知っておくべき知識です。

このような心の仕組みを巧妙に利用し、世論をコントロールしようとする存在が目立つ今、私たちはどう生きるべきでしょうか。原山先生は、こうした社会のふりを見つめた結果、2020年の抱負を「おごることなかれ」という謙虚な言葉に決定しました。情報に踊らされず、常に自分を律する姿勢は、現代を生きる私たち全員に求められる究極の美徳だと私は確信します。この決意が、年末にご家族からどのように採点されるのか、今からとても楽しみで仕方がありません。

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