ロンドン留学でまさかの宿なし!?美術史家が体験した英国お屋敷居候の奇妙なリアルとSNSの共感

留学への期待に胸を膨らませていた夏、イギリスの研究所からの便りは一向に届きませんでした。2020年2月8日に綴られたこの物語は、渡英が間近に迫っても住まいが決まらないという、美術史家の金沢百枝先生が直面した驚きの実話から始まります。焦った彼女が受け入れ先のラウデン教授へ直電したところ、なんと入寮手続きが放置されていた事実が発覚したのです。

申請期限はとうに過ぎ去り、希望していた学生寮はどこも満室という絶望的な状況に陥ってしまいました。このピンチにSNS上では、海外特有のルーズな対応に共感する声が続出しています。「留学あるあるすぎて胃が痛くなる」「自分ならパニックで泣いている」といった、異国でのトラブルに身を案じるコメントが相次ぎました。

窮地を救ったのは、ラウデン教授の機転による驚きの提案でした。それは、貴族のような大富豪が暮らすロンドンの高級住宅街「お屋敷」での居候生活という、まるで映画のような展開です。ここで少し専門的なお話をすると、彼女が専門とする「美術史(びじゅつし)」とは、絵画や建築などの芸術作品が作られた歴史的・文化的背景を紐解く学問のことです。

中世のキリスト教美術を研究する彼女にとって、ヨーロッパの歴史が息づく古い邸宅での暮らしは、ある意味で最高の学習環境だったと言えるでしょう。しかし、贅沢な空間での優雅な時間は長続きせず、わずか1ヶ月という短い期間で唐突に終わりを迎えることになります。同居人であった謎の女性、M子さんとのその後の音信も途絶えてしまいました。

このような異国でのドラマチックな体験は、私たちの心を強く惹きつけます。手続きの不備から始まった奇妙なロンドン生活は、予定調和ではない旅の醍醐味を教えてくれるようです。トラブルさえも人生の貴重なスパイスに変えてしまう、そんな美術史家のタフでしなやかな生き方に、深い感銘を覚えざるを得ません。

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