新型コロナや暖冬の影響は?日銀金沢支店が発表した北陸3県の景気判断と今後の経済動向を徹底解説

日本銀行金沢支店は2020年2月13日、北陸3県における最新の金融経済月報を公表いたしました。注目の景気判断については「拡大基調を維持しているものの、そのペースはさらに緩慢になっている」とし、4か月連続で評価を据え置いています。現在の地域経済は、足踏み状態が続いていると言えるでしょう。

主要な経済指標に変化は見られませんが、ネット上では「今後の生活への影響が心配」といった不安の声が上がっています。SNSでも北陸の景気動向に対する関心は非常に高く、今後の行方に注目が集まっている状況です。

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製造業の停滞と暖冬がもたらす個人消費への二重苦

分野別に内訳を見ると、製造業を中心とした生産活動は「低調な推移」にとどまっています。特に衣服に使われる繊維や、工場で使われる生産用機械、さらにスマートフォン等に不可欠な電子部品・デバイスという主要3分野の不振が響きました。これらが足を引っ張る形で、生産全体に元気がない状態が続いています。

一方で、私たちの生活に身近な個人消費は「確実な回復傾向」を維持しました。今シーズンは記録的な暖冬となり、コートなどの冬物衣料が売れないという大打撃を受けています。しかし、その一方で春物商品の動きが早まったことが救いとなりました。武田吉孝支店長も「未曽有の暖冬にしては善戦している」と前向きな評価を口にしています。

編集部が斬る!新型ウイルスの脅威と北陸経済の未来

ここで専門用語を優しく解説します。日銀が発表する「景気判断」とは、地域の経済が元気か否かを総合的に示す公的な通信簿のようなものです。これが上向けば給与や雇用の改善が期待できますが、据え置きということは、まだお財布の紐が堅い状態が続くことを意味します。

今回最も警戒すべきは、現在世界中で感染が広がっている新型コロナウイルスによる経済への悪影響です。武田支店長も「企業の注文減少に直結する深刻な事態であり、将来を非常に憂慮している」と強い危機感を示しました。

編集部としては、今回の据え置き判断は妥当であると考えます。暖冬という一時的な要因だけでなく、新型ウイルスという世界規模の脅威が、輸出や観光に依存する北陸経済に影を落とし始めているからです。国や自治体には、中小企業への迅速な資金繰り支援など、先手を打った経済対策を強く求めたいと思います。

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