2020年2月15日の国内株式市場において、日経平均株価は前日に引き続き値を下げる展開となりました。世界中で猛威を振るう新型肺炎の終息には、まだかなりの時間を要するとの懸念が根強く残っています。前日の米国市場がこの警戒感から下落した流れを引き継ぎ、日本国内でも初の死者が確認されたことが、市場に大きな衝撃を与えました。
この悲痛なニュースは、ただでさえ繊細になっていた投資家心理を一気に冷え込ませる要因となっています。SNS上でも「ついに国内で死者が出てしまったか」「しばらくは株価も様子見になりそう」といった、今後の経済への影響を不安視する声が相次いで投稿されました。実体経済への悪影響が現実味を帯びてきたことで、市場には緊張感が漂っています。
しかし、ただ下落を続けるわけではないのが、現在の市場の興味深いポイントでしょう。当日は株価が一時的に「25日移動平均線」を下回る場面が見られました。これは、過去25日間の株価の平均値を結んだ線のことで、現在の株価が割安か割高かを判断する、短期的な下値の目安として多くの投資家に意識されている重要な指標です。
この基準線を割り込んだことで、絶好の買い場と捉えた投資家による「押し目買い」、つまり株価が下がったタイミングで割安になった銘柄を買い直す動きが活発化しました。個人的には、目先の恐怖心に流されず、冷静に価値を見極めて行動する買い手の存在は非常に心強いと感じます。新型肺炎の動向には厳重な警戒が必要ですが、過度なパニックを避ける視点も同様に重要です。
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