初心者・シニアも簡単!「かざす」キャッシュレス決済が日本でも本格普及へ!海外でも使えるタッチ決済のメリットと注意点

政府が2025年までに利用割合を4割に高めるという目標を掲げ、急速に進むキャッシュレス化。スマホのQRコード決済など新サービスが次々と登場する一方、操作に不慣れな初心者やシニア層にはハードルが高いのが現状です。そこで今、手軽さから大きな注目を集めているのが、カードを端末に「かざす」だけの決済方法。SNSでも「暗証番号の入力やサインが不要で本当にスピーディー」「後ろの人を待たせない」と利便性を絶賛する声が続出しています。

この便利な仕組みの背景にあるのが「NFC」という技術です。これは国際的な近距離無線通信の規格のことで、わずか数センチメートルというごく短い距離でデータをやり取りできる電波の仕組みを指します。カードの表面に電波のようなマークが付いているものが目印で、レジの専用端末に近づけるだけで支払いが完了します。VISAやマスターカード、JCBなどの国際的なブランドが「タッチ決済」や「コンタクトレス」という名称で導入を競っています。

従来のクレジットカードとは異なり、店員に手渡す必要がない点も魅力です。カードの磁気情報を盗み取るスキミング被害や番号の盗用を防ぐ効果が期待でき、セキュリティ面でも安心感があります。さらに、他人にカードを触られたくないという人からも支持を集めているのです。海外ではすでにこの方式が主流となっており、イギリスやカナダなどでは対面決済の5割以上を占めています。一部の国では、そのまま地下鉄などの公共交通機関に乗車することも可能です。

日本国内でも導入の動きがじわりと加速してきました。三井住友カードが2019年3月から自社発行のVISAカードへの搭載を開始し、2019年9月30日時点での国内発行枚数は1400万枚を突破しています。利用できる店舗も、コンビニのローソンやイオン系列のスーパー、マクドナルド、すき家などに加え、2020年2月からは郵便局の窓口でも順次対応が始まります。国際規格のため、訪日外国人が増える今後の大型イベントに向けて、さらなる普及が見込まれます。

国内で馴染み深い交通系電子マネーも「かざす決済」ですが、日本独自の規格であるため海外では使えません。一方で国際規格のタッチ決済なら、海外の加盟店でもそのまま利用できる強みがあります。さらに事前チャージの手間もないため、QRコード決済のようにスマホを起動する煩わしさがなく、誰でも直感的に使えるのが最大のメリットです。筆者としても、このシンプルさこそが、日本のキャッシュレス普及を真に底上げする起爆剤になると確信しています。

手軽で便利な一方で、利用する際には防犯面への意識も欠かせません。暗証番号の入力が不要な分、紛失や盗難の際には第三者に不正利用されるリスクが伴います。万が一の時は、すぐにカード会社へ連絡して利用を停止する手順を確認しておきましょう。また、多額の被害を防ぐために1回あたりの支払い上限額が設定されている点にも注意が必要です。上限を超える買い物では、サインや暗証番号が求められる場合があることも覚えておくと安心でしょう。

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