東京オリンピックの代表決定が目前に迫る中、柔道界に激震が走りました。全日本柔道連盟は2020年2月14日、代表選考の重要な舞台となるグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会への出場を予定していた、男子66キロ級の丸山城志郎選手や100キロ超級の原沢久喜選手らが、怪我のために無念の欠場を発表したのです。
グランドスラムとは、世界選手権に次ぐ国際国際柔道連盟の主要大会であり、五輪代表の座を射止めるためには極めて重要なコンテストになります。この直前での離脱劇に対し、SNS上では「五輪直前で怪我なんて嘘でしょ…」「ライバル対決が見られないのは残念だけど、しっかり治してほしい」といった、ファンの悲痛な叫びや温かいエールが飛び交っています。
熾烈な代表争いの行方は?気になる怪我の状況とライバルたちの動向
特に注目されていたのが、2019年の世界選手権を制した丸山城志郎選手と、2018年まで2連覇を果たした阿部一二三選手の宿命のライバル対決でした。しかし、丸山選手は2020年2月6日に「左膝内側側副靱帯損傷」という、膝の関節を支える重要な組織を痛める診断を受け、約3週間の安静を余儀なくされています。
さらに、原沢久喜選手は左太ももの肉離れで約2週間の加療が必要となりました。男子100キロ級のウルフ・アロン選手もクッションの役割を果たす右膝半月板の損傷、女子57キロ級の芳田司選手も左手中指を痛めて欠場します。ここまで主力に怪我が相次ぐ事態は予想外であり、代表選考の勢力図に大きな影響を与えるのは間違いありません。
大野将平や阿部詩らが参戦!運命の強化委員会は2020年2月27日に開催
ただ、今大会にはリオデジャネイロ五輪王者の大野将平選手をはじめ、女子52キロ級の絶対女王である阿部詩選手、70キロ級の新井千鶴選手といった、階級トップの猛者たちが万全の体制で出陣します。怪我人が出たことは不運ですが、ここで圧倒的な強さを見せつければ、一気に五輪切符を掴み取る選手が現れるでしょう。
全日本柔道連盟は2020年2月27日に強化委員会を開く予定です。先日のパリ大会と今回の結果を踏まえ、出席者の3分の2以上が「実力差は歴然」と認めた場合、その場で五輪代表が内定します。怪我をした選手たちが無事に回復し、すべての選手が100%の力を出し切れる公明正大な選考になるよう、心から祈るばかりです。
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