世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる肺炎ですが、日本国内への感染拡大を防ぐため、政府は大きな決断を下しました。2020年2月11日、中国の湖北省に加えて、新たに「浙江省(せっこうしょう)」に滞在歴がある外国人の入国を拒否する方針を固めたのです。これまでは感染の epicenter(発祥地)である武漢市を擁する湖北省のみが対象でしたが、ウイルスの脅威が別の地域にも急速に広がっている現状を踏まえた、スピード感のある厳格化と言えるでしょう。
具体的な規制内容としては、日本への入国を申請する日から遡って14日以内に浙江省に滞在していた外国人、あるいは同省で発行された中国旅券(パスポート)を持つ外国人が対象となる見込みです。ここで言う「14日以内」というのは、ウイルスの「潜伏期間」を考慮したものです。潜伏期間とは、体内にウイルスが侵入してから、発熱や咳などの実際の症状が体に現れるまでの期間を指します。症状が出ないまま入国し、国内で感染を広げてしまうリスクを未然に防ぐための、科学的根拠に基づいた水際対策なのです。
この決定を受けて、SNS上では「ようやく一歩進んだ」「判断が遅すぎるくらいだが、やらないよりは遥かにマシ」といった安堵の声が多く見られます。その一方で、「浙江省だけで本当に足りるのだろうか」「他の都市への感染拡大も時間の問題ではないか」といった、さらなる規制強化を求める切実な意見も噴出している状況です。政府には、国民の生命を守るために批判を恐れず、常に先手を打つ姿勢が求められているのは間違いありません。
私個人の見解としても、今回の措置は国内の医療崩壊や混乱を防ぐために不可欠な決断だったと評価しています。しかし、グローバル化が進んだ現代において、人の流れを完全に遮断することは経済的な大打撃も意味する諸刃の剣です。だからこそ、政府はただ網を広げるだけでなく、入国管理の現場での検疫体制の強化や、検査キットの迅速な普及など、内側での受け入れ態勢もしっかりと同時に整えていくべきでしょう。今後の推移を注視していく必要があります。
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