大手コンビニエンスストアのセブン―イレブン・ジャパンが、店舗で用意しているプラスチック製レジ袋のサイズを従来の7種類から5種類へと削減する試みを、2020年2月10日から一部地域で開始しました。この取り組みは、まずは北海道や東北、九州、沖縄にある約5000店舗からスタートし、今後は全国の店舗へ順次拡大される予定です。近年、環境への配慮が世界的な課題となる中で、身近なコンビニがプラスチック削減に向けて具体的な一歩を踏み出したことは、非常に意義深い動きであると感じられます。
今回、配布が廃止されることになったのは、最も小ぶりなサイズと、お弁当や総菜を入れるための大型サイズの2種類です。これらはもともと使用される頻度が低かったことに加え、商品が小さく手で持ち帰れる場合でも、つい袋に入れてしまうといった無駄を省く狙いがあります。フランチャイズチェーン、いわゆる本部の商標やシステムを借りて営業する加盟店のオーナーからも、「小さな袋を渡す際にもったいないと感じていた」と好意的な声が上がっており、現場でもこの改革を歓迎するムードが広がっているようです。
SNS上でもこのニュースは大きな話題を呼んでおり、「小さな買い物なら手持ちで十分」「無駄なプラスチックが減るのは良いことだ」といった賛成の意見が多く見られます。その一方で、これまで当たり前のように袋を貰っていた消費者からは、「お弁当を傾けずに持ち帰れるか心配」「少し不便になるかもしれない」といった困惑の書き込みも散見されました。ライフスタイルに深く根差したコンビニだからこそ、袋のサイズ変更という小さな変化であっても、私たちの日常に新鮮な驚きと議論を巻き起こしています。
食品スーパーとは異なり、コンビニには飲料を1本だけ買う方から、夜ご飯をまとめ買いする方まで、多様な目的を持ったお客様が訪れます。そのため、これまではファミリーマートが7種類、ローソンが8種類のレジ袋を用意するなど、各社とも細やかなニーズに応えてきました。しかし、2020年7月からはプラスチック製レジ袋の有料化が義務付けられる見通しとなっており、各企業は対応に追われています。ふらりと立ち寄る顧客が多いコンビニで、マイバッグの持参を促すのは容易なことではありません。
コンビニで扱う商品には、温かいお弁当やスープ、おでんなど、素手では持ち歩きにくく、マイバッグが汚れる原因になりやすいものが数多く存在します。そのため、有料化の際の価格設定は各社にとって頭の痛い問題です。サイズに関わらず一律の値段にすれば会計は分かりやすくなりますが、袋の大きさに差があることで不公平感を抱くお客様が出てくる懸念もあります。一日に多くの人々が利用する場所だからこそ、誰もが納得できる最適なルール作りが求められていると言えるでしょう。
レジ袋の種類が減ることは、店舗を運営する側にとっても大きなメリットをもたらします。コンビニの契約システムでは、袋や箸などの消耗品費は加盟店が負担する仕組みになっているため、発注の手間やコストの削減に直結するのです。さらに、袋の選択肢が絞られることで、店舗で働く従業員の方々のレジ業務が格段にシンプルになります。環境問題への貢献だけでなく、人手不足が叫ばれるコンビニ業界において、現場の負担を軽減させる素晴らしい合理化案であると私は評価しています。
ミニストップが2019年6月から一部店舗でレジ袋を一律3円にする有料化実験を始めるなど、業界全体での模索は続いています。セブンイレブンの今回の決断は、単なる環境対策に留まらず、持続可能な店舗経営に向けた重要なマイルストーンになるはずです。私たち消費者も、ただ便利さを追い求めるだけでなく、自分の買い物スタイルを見つめ直す良いきっかけにしたいものです。小さなお買い物の際には、袋を断って手で持ち帰る格好良いスマートな選択を、今日から始めてみませんか。
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