JR東日本が、駅構内で国内旅行商品などを販売してきた旅行センター「びゅうプラザ」を、2022年3月までに営業を終える方針を固めたことが、2019年6月28日に明らかになりました。現在は東京都、埼玉県、新潟県などにおよそ50店舗を展開している「びゅうプラザ」ですが、近年は店舗での売り上げが減少傾向にあったようです。この決定は、旅行販売のあり方が大きく変化している現代において、時代の流れに対応した英断であると捉えることができるでしょう。
今後は、インターネット上での旅行商品の販売へと基本的に切り替えていく計画です。好調なネット販売に一本化することで、より効率的で現代のニーズに合ったサービス提供を目指しているものと考えられます。店舗の一部は、増加する訪日外国人旅行者、いわゆるインバウンド客の案内窓口などへ機能を変更し、変わりゆく旅行スタイルに対応していく方針です。
これまで「びゅうプラザ」は、JR東日本の鉄道を利用する国内旅行ツアーなどを中心に販売する拠点として、多くの方に利用されてきました。しかし、2012年3月には137店舗を構えていたのに対し、2019年3月時点ではすでに56店舗まで減少するなど、店舗縮小の動きは以前から進められていたことが分かります。今回の発表により、2022年4月以降は、原則としてネットでの販売に完全に移行する体制が整うことになります。
ネット販売で注力されるのは、JR東日本の鉄道チケットとホテルの宿泊券を個人が自由に組み合わせて購入できるパッケージツアー商品「ダイナミックレールパック」です。この「ダイナミックレールパック」は、個々の顧客の要望に応じて、交通手段と宿泊を柔軟に組み合わせられる点が大きな魅力で、オンライン予約の利便性と相まって、今後の主力商品となることが見込まれます。
この「びゅうプラザ」の営業終了というニュースに対して、SNS上ではすでに大きな反響が寄せられています。「子どもの頃、家族旅行でよく利用した思い出の場所」「店舗で対面しながら旅の相談に乗ってもらうのが好きだった」といった、長年の利用者が持つ寂しさや惜しむ声が目立っています。一方では、「スマホで全て予約できる時代だから仕方がない」「むしろネットの方が24時間いつでも予約できて便利」といった、時代の変化を受け入れる声も聞かれます。
店舗がなくなることへの寂しさは理解できるものの、旅行業界全体がオンラインでの予約・手配へとシフトしている現状を鑑みれば、この動きは必然的だと言えるでしょう。顧客一人ひとりがよりパーソナルな旅を求める今、自由度の高い「ダイナミックレールパック」のような商品と、時間や場所を選ばないネット販売の組み合わせは、お客様にとって大きな利点をもたらすはずです。JR東日本のこの決断は、未来を見据えた、賢明な判断であると考えられます。
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