【愛知観光革命】ジブリパークが世界を魅了する!愛・地球博記念公園に誕生する公園施設の期待と展望

愛知県に、あの「スタジオジブリ」の世界観を体験できる夢の空間「ジブリパーク」の実現が大きく動き出しました。2019年5月31日、愛知県とスタジオジブリ、そして中日新聞社の三者が基本合意書を締結し、中部地方の観光拠点として大きな期待が寄せられています。大村秀章知事は同日の記者会見で、「世界に通用するジブリです。世界からお客さんがわんさか来てくれるのではないでしょうか。愛知を大いに盛り上げていきたい」と、その並々ならぬ期待を語りました。

今回のジブリパークは、単なるテーマパークではなく、「ジブリ作品の世界観を表現して伝え残す公園施設として整備する」という点が特筆されます。この公園施設という形態が、既存のジブリ関連施設とは一線を画す大きなポイントになるでしょう。整備地となるのは、2005年に開催された愛知万博の跡地、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で、ジブリ作品をモチーフとした5つのエリアが計画されています。施設詳細や入場料などはまだ明らかにされていませんが、散策しながらジブリの世界に浸れる、ゆったりとした公園のようなイメージが先行しています。

ジブリ関連施設としては、すでに2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」(東京都三鷹市など設立)が存在しています。こちらは細部までこだわり抜いた展示物や、大人から子供まで楽しめる「ネコバス」の展示が大変な人気を集め、開館から18年を経過した今なお、1日あたり約2,400人、年間65万〜70万人の来場者数を誇っています。しかし、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、今回のジブリパークについて「(三鷹の森ジブリ美術館とは)規模がまるで違い、比較対象になりません」と明言されました。三鷹の美術館は、アニメの様々なセットを楽しむ施設であるのに対し、ジブリパークは「公園で、こっちは大きい」と説明されており、そのスケールの大きさが伺えます。

私見ですが、この「公園施設」という概念こそが、ジブリパーク成功の鍵を握っていると考えます。三鷹の森ジブリ美術館は、その収容人数に制限があるため完全予約制を採用しており、チケットが完売している状態が長く続いております。一方で、広い敷地を持つ愛・地球博記念公園内に整備されるジブリパークは、より多くの来場者を収容できる見込みです。これにより、今までチケット難で来場を諦めていた国内外のジブリファンを大量に取り込むことが可能となるでしょう。SNSでは、「チケットの争奪戦が緩和されるかも」「聖地巡礼がしやすくなる!」といった、期待と安堵の声が多く見受けられます。

愛知県全体の観光振興に対する期待も非常に高まっています。愛知県の2017年の観光レクリエーション資源・施設利用者総数は1億5,051万人で、2011年の東日本大震災による落ち込みからは回復傾向にあるものの、愛知万博が開催された2005年の1億6,621万人にはまだ届いていない状況です。近年、県内では「レゴランド・ジャパン」や「新生御園座」といった新たな観光施設が続々と開業しており、ここにジブリパークが加わることで、相乗効果が生まれ、観光客数が大幅に押し上げられる可能性を秘めています。愛知県が中部地方の中核的観光拠点として確固たる地位を築くきっかけとなるのではないでしょうか。

記者会見の最後には、宮崎駿監督と鈴木プロデューサーが共同制作されたというジブリパークのロゴマークが発表されました。鈴木氏は「ジブリらしくあろうとの思いを込めた」と述べており、ジブリの世界観を愛知の地に根付かせようという強い決意が感じられました。今後、コンテンツの具体的な設計が進められていくことになりますが、この新たな試みが日本の観光シーンにどのような影響を与えるのか、編集者としても非常に注目しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました