【勝みなみ】連覇への執念!大王製紙エリエールレディスで見せた「山あり谷あり」の快進撃と渋野日向子も驚く勝負強さ

愛媛県の熱い風を感じる2019年11月24日、女子ゴルフツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」は、手に汗握る展開で最終日を迎えます。ディフェンディングチャンピオンとして挑む勝みなみ選手が、第3ラウンドを終えて2位タイに浮上しました。この日のゴルフを「ちょっと大変な一日でした」と振り返る彼女の顔には、苦労を感じさせないほどの清々しい笑顔が溢れています。

前年の2018年大会では、驚異的なスコアで他を圧倒し、20アンダーという異次元の数字で優勝を飾ったのは記憶に新しいところです。今大会の3日目も、まるで昨年の再現を見せつけるかのような「65」という猛チャージを披露しました。SNS上では「昨年の強さが完全に戻ってきた」「見ていてワクワクするゴルフ」と、ファンからの熱狂的な声が相次いで投稿されています。

しかし、勝選手本人は「昨年のことは全然覚えていない」とケロリとした様子で語ります。5番ホールでは第2打がピンそば1メートルにピタリと止まるイーグルを奪取する一方で、17番のパー5では池ポチャのピンチを招くなど、まさに波瀾万丈のプレー内容でした。それでも、8メートルのパーパットを沈めてピンチを凌ぐ姿には、一流の勝負師としての凄みが漂っています。

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同世代のライバルも脱帽する「場慣れ」した精神力

ミスをしても「これがゴルフの面白さ」と笑い飛ばす余裕は、どこから来るのでしょうか。予選から3日間同組でプレーした渋野日向子選手も、勝選手の強気なパットと卓越したアプローチ技術に驚きを隠せません。2014年に史上最年少の15歳でアマチュア優勝を遂げて以来、数多の戦場を潜り抜けてきた経験が、彼女の血肉となっているのは明らかです。

「専門用語解説:アプローチ」とは、グリーンのすぐ近くからピンに寄せるためのショットを指します。勝選手はこの精度が極めて高く、絶体絶命の場面からでもスコアをまとめる力を持っています。10代の頃から年間15戦以上のプロツアーを戦い抜いてきた「場慣れ」感は、同世代の選手たちの中でも頭一つ抜けている印象を受けます。

私は、彼女の最大の武器は技術以上に「達観した精神性」にあると考えます。21歳という若さでありながら、一喜一憂せずに目の前の一打を楽しむ姿勢は、プレッシャーのかかる最終局面でこそ真価を発揮するでしょう。賞金シードや女王争いにしのぎを削る周囲の熱気とは一線を画し、自分自身のゴルフを全うしようとする姿には、プロとしての矜持を感じずにはいられません。

運命の最終日は2019年11月24日。雨の予報が出ており、コンディションの悪化が懸念されます。勝選手は「足を滑らせないように、怪我なく終わりたい」と自然体で意気込みを語りました。連覇という重圧を楽しみ、雨をも味方につけるような彼女のプレーが、四国の空に再び歓喜を呼び込むのか。その一打から一瞬たりとも目が離せません。

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