「雪の宿」や「ぱりんこ」といったロングセラー商品でお馴染みの米菓大手、三幸製菓が勢いに乗っています。2019年11月29日現在、同社は新潟県新発田市の工場敷地内に2つの新工場を建設することを明らかにしました。米菓工場の新設は実に10年ぶりとのことで、業界2位のシェアを誇る同社のさらなる躍進を象徴するニュースと言えるでしょう。
SNS上では「三幸製菓のお煎餅はついつい食べ過ぎてしまう」「新工場でもっと供給が増えるのは嬉しい」といった、ファンからの温かい声が目立ちます。特に2019年9月期の売上高が過去最高の558億円を記録したこともあり、お茶の間の定番としての地位を改めて見せつけました。需要が供給を上回り、週末もフル稼働していた状況を解消すべく、今回の大型投資に踏み切ったようです。
生地から包装まで!最新鋭の生産拠点へ進化
今回のプロジェクトの第一弾として、2019年10月には約25億円を投じた「生地工場」が稼働を開始しました。ここで言う「生地」とは、米を蒸して練り上げ、焼く前の状態に整えたお煎餅の土台のことです。この工場は生地の生産量としては同社で最大規模を誇り、最終的な製品に換算すると年間約90億から100億円分という驚異的な生産能力を備えています。
さらに、この生地工場の隣には、焼き上げから味付け、包装までを一貫して行う新工場が2021年秋の稼働を目指して建設される予定です。三幸製菓は現在、新潟県内の3カ所で生産を行っていますが、各工程の連携を強化することで、より効率的で高品質なお菓子作りが可能になるでしょう。詳細なレイアウトなどは今後詰められますが、最新鋭の設備が導入されることは間違いありません。
編集者としての私見ですが、スナック菓子の多様化が進む現代においても、米菓が過去最高の売上を更新し続けている事実は非常に心強く感じます。伝統的な味わいを守りつつ、増え続けるファンを待たせないために製造基盤を整える三幸製菓の姿勢からは、老舗としてのプライドが伝わってきます。新工場が本格稼働すれば、私たちの手元に届く「出来立ての美味しさ」もさらにパワーアップするに違いありません。
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