もう眼鏡選びで迷わない!JINSの「AI接客」が提案する、客観的な“似合う”の新基準

お洒落の要とも言える眼鏡選びですが、自分に本当に似合っているのか自信が持てず、鏡の前で立ち往生した経験はありませんか。そんな悩みを解決すべく、眼鏡専門店「JINS」が2019年7月から全国の店舗で画期的なタブレット端末による新サービスを開始しました。これは、肌の色に合わせた「パーソナルカラー診断」と、人工知能による「マッチ度評価」を組み合わせた、まさに次世代の接客スタイルと言えるでしょう。

SNS上では「店員さんの視線を気にせず、自分のペースで納得いくまで試せるのが嬉しい」といった好意的な声が多く上がっています。実際に2019年12月02日、普段はコンタクト派の記者が東京のJINS渋谷店でこの最新システムを体験してきました。店内に入るとすぐに設置されたタブレットが目を引き、誰でも気軽にデジタルな視点での眼鏡選びをスタートできる環境が整えられています。

まずは自分を引き立てる色を知るため、パーソナルカラー診断に挑戦しました。パーソナルカラーとは、その人が生まれ持った肌や瞳、髪の色と調和し、顔色を明るく見せてくれる色のグループを指します。診断では、普段愛用しているファンデーションの色味やリップの傾向といった簡単な質問に答えるだけで、自分の肌がどのタイプに属するのかを瞬時に判定してくれる仕組みです。

診断の結果、記者は「イエローベース」という、暖かみのある色が馴染みやすいタイプであると判明しました。画面にはお勧めのカラーとして茶色や赤色などが提示され、これを参考に商品を探せるため、膨大な在庫の中から候補を絞り込むのが格段に楽になります。当初は限定商品向けに開発された機能でしたが、あまりの利便性に「他のモデルを選ぶ際にも使いたい」という要望が相次ぎ、常設サービスへと進化した背景があるそうです。

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3000人のプロの感性を学習したAIが導き出す「マッチ度」

次に体験したのは、このサービスの目玉であるAIによる似合い度判定です。判定の裏側では、JINSのスタッフ3000人が約30万枚もの画像を「似合う・似合わない」の4段階で評価した膨大なデータが活用されています。つまり、経験豊富な多くのプロの目線をAIが学習しており、個人の好みに左右されない極めて客観的な評価を受けることが可能になっているのです。

記者が選んだ茶色のメタルフレームでカメラの前に立つと、わずか数秒で結果が表示されました。男性AIからは82%、女性AIからは72%という高評価を得ることができ、これまで感覚に頼っていた「似合う」という概念が数値化されることで、大きな安心感と納得感を得られました。このように数字で示されると、新しいスタイルに挑戦する際の後押しになりますし、購入への決断もスムーズに進むのではないでしょうか。

対面接客では、店員さんから「お客様、お似合いですよ」と言われても、ついお世辞ではないかと構えてしまう場面も少なくありません。しかし、このAI接客は自分一人で完結するため、納得のいくまで何度でもかけ直しができる自由さがあります。ブランドマネジメント本部の岡田真里奈氏が語るように、消費者が主体となって楽しく選べる環境こそが、現代のニーズに合致していると感じます。

専門家の主観ではなく、3000人の「客観的な視点」をバックボーンに持つこのサービスは、20代から50代まで幅広い層の信頼を勝ち取っています。眼鏡を視力矯正の道具としてだけでなく、ファッションの一部として楽しみたい人々にとって、AIは心強い相棒となるはずです。技術の力で「選ぶ楽しさ」を最大化するJINSの試みは、今後の小売業のあり方を占う重要なステップになるでしょう。

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