九州の経済を牽引する福岡市で、未来を創る新たな挑戦が幕を開けました。2019年12月02日、官民が手を取り合いスタートアップを支える施設「フクオカグロースネクスト(FGN)」にて、次世代通信規格「5G」を活用したサービス開発拠点が開設されたのです。
今回のプロジェクトではNTTドコモ九州支社が全面的にバックアップを行い、施設内に専用の基地局を設置しました。これにより、FGNに入居する約120社もの企業が、2020年春に予定されている国内の商用化を前に、いち早く最先端の通信環境を手に入れることになります。
SNS上では「福岡のスピード感がすごい」「地方から世界基準の技術が生まれるかも」といった期待の声が続々と上がっています。5Gとは「第5世代移動通信システム」を指す専門用語で、現行の4Gと比較して「超高速」「大容量」「低遅延」という驚異的な特徴を持っています。
この技術が普及すれば、高精細な映像を用いた遠隔医療や、一瞬の判断が命を左右する自動運転など、これまでの常識を覆す研究開発が加速するでしょう。まさに、私たちの生活スタイルそのものを根底からアップデートする可能性を秘めた魔法のようなインフラなのです。
高島市長が掲げる「福岡ロールモデル」の野望
開設当日の式典に登壇した高島宗一郎市長は、福岡市が5Gによって世界をリードする模範、すなわちロールモデルになると力強く宣言しました。今後は天神地区や博多港周辺など、主要エリアにおいて集中的に通信環境を整備していくという具体的な方針も示されています。
編集者の視点から見ても、今回の動きは単なる技術導入に留まらない大きな意義を感じます。行政がインフラを整え、民間企業がアイデアを形にするという理想的なエコシステムが、ここ福岡で非常に高い熱量を持って動き出していることは、日本の産業界にとって明るいニュースです。
さらにNTTドコモ九州支社は、2020年春を目途に5Gを活用したビジネスアイデアを競う「ピッチコンテスト」の開催を計画しています。ピッチコンテストとは、起業家が投資家や提携先に向けて短時間で自身の事業をプレゼンする真剣勝負の場であり、大きなチャンスです。
地元のスタートアップがこの絶好の機会を活かし、どのような驚きのサービスを世に送り出すのか、今から目が離せません。福岡の地が、5Gという追い風を受けて世界を席巻するイノベーションの震源地となる日は、すぐそこまで来ていると言えるでしょう。
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