広島の地に、これまでの大学教育の常識を覆すような新しい学びの場が誕生しようとしています。公立大学法人県立広島大学は、2021年4月に広島市中心部での開校を目指している新単科大学「叡啓(えいけい)大学」に関する説明会を実施することを決定しました。開催日は2019年11月30日に福山市、続く2019年12月8日には広島市での開催が予定されており、地域の期待は非常に高まっています。
今回の説明会は、進路選択を控えた高校生やその保護者、さらには教育現場を支える教員の方々を主な対象としています。新設される大学のコンセプトや、既存の大学とは一線を画す独自の特徴について、直接詳しく聞くことができる貴重な機会となるでしょう。SNS上でも「広島に面白い大学ができる」「新しい学びのスタイルが気になる」といった、若者や教育関係者からのポジティブな反響が広がっています。
実践的なスキルと課題解決能力を養う「叡啓大学」の教育とは
県立広島大学は、2019年10月末に文部科学省へ叡啓大学の設置認可申請を済ませており、順調に進めば2020年8月頃に正式な認可が下りる見通しです。この大学が最も重視しているのは、現代社会で不可欠とされる「ITスキル」と「英語力」という2つの大きな武器を土台に据えることです。これらを単なる知識として学ぶのではなく、実社会の荒波で使いこなせる道具として定着させるカリキュラムが用意されています。
特に注目すべきは、地域社会が直面しているリアルな課題に対して、学生自らが解決策を導き出す「演習」に重きを置いている点です。これは、一方的に講義を聴くスタイルではなく、学生が能動的に参加する「アクティブ・ラーニング」をさらに進化させた形と言えるでしょう。理論だけでは解決できない複雑な社会問題に対し、専門知識を総動員して挑む姿勢を養うことで、卒業後すぐに即戦力として活躍できる人材の育成を目指しています。
編集者としての私見ですが、変化の激しいこれからの時代において、特定の学問領域に閉じこもるのではなく、ITと語学を掛け合わせながら「現場」で学ぶ叡啓大学の姿勢は非常に理にかなっています。広島という地方都市から、世界を舞台にリーダーシップを発揮できる人材が輩出される未来を想像すると、ワクワクせずにはいられません。偏差値だけではない「生き抜く力」を求める受験生にとって、この新大学は最高の選択肢の一つになるはずです。
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