アジア最大の自動車市場である中国から、今後の世界情勢を占う上で無視できない驚きのニュースが飛び込んできました。日本の自動車大手である日産自動車は、2020年2月7日に最新の営業データを公表しました。その内容によると、2020年1月における中国国内での新車販売台数は11万18143台にと留まり、前年の同じ月と比べて11.8%も減少したことが明らかになったのです。
これで前年割れを記録するのはなんと5ヶ月連続となってしまい、同社にとっては厳しい冬の時代が続いています。この一報を受けてSNS上では「日産ブランドの踏ん張りどころだ」「中国市場全体の冷え込みが心配される」といった、行く末を案じる多くの声が瞬く間に広がりました。車好きなユーザーだけでなく、経済の動向を注視するビジネスパーソンの間でも大きな注目を集めている状況です。
ここまで数字が落ち込んでしまった最大の要因として、中国の伝統的な大型連休である「春節(しゅんせつ)」の時期が関係しています。春節とはいわゆる旧正月のことで、中国では1年の中で最も賑わう大切な祝祭日です。2020年は例年よりもこのお休みが始まるタイミングが早かったため、現地の販売店が休業する日数が大幅に増えてしまい、結果として営業活動に大きなブレーキをかけてしまいました。
さらに追い打ちをかけるように、現在世界中で大きな問題となっている新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大も、現地の商業活動に深刻な影を落としたと報告されています。今回の販売減少は、単なる企業の努力不足というわけではなく、不可抗力とも言える不測の事態が重なった結果でしょう。今後の日産がこの逆境をどう乗り越え、魅力的な新型車で巻き返しを図るのか、編集部としてもその動向に熱い視線を注いでいきたいところです。
コメント