2019年7月17日現在、就職活動の最前線ではインターンシップの重要性がかつてないほど高まっています。多くの企業が実施する中で、学生の皆さんが「本当に価値のある場」を見極めるための指標が注目を集めているのをご存知でしょうか。マイナビやリブセンスといった大手就活ナビサイトが発表した最新の人気ランキングからは、評価の高いプログラムに共通する「黄金の法則」が浮かび上がってきました。
SNS上でも「せっかく参加したのに会社説明会と変わらなかった」という落胆の声や、逆に「社員さんの本気のアドバイスに感動した」といったポジティブな投稿が飛び交っています。まさにインターンは、中身が良いものと悪いものが入り混じった「玉石混交」の状態といえるでしょう。単に名前が有名な企業を選ぶのではなく、内容をしっかりと精査することが、納得のいくキャリア形成への第一歩となるはずです。
学生が絶賛する「優良インターン」に共通する3つの条件
高評価を得ているインターンシップを分析すると、大きく3つの特徴が見えてきます。1つ目は現場の社員が積極的に関わっていること、2つ目は社内の日常的な雰囲気を肌で感じられること、そして3つ目はワークショップ等に対して具体的な「フィードバック」があることです。フィードバックとは、学生の行動や成果に対して、良かった点や改善すべき点を専門的な視点から助言し、成長を促すプロセスを指します。
実際に2019年時点で40回以上のインターンを経験した学生からは、工場見学や現場社員との交流があるプログラムほど、自分が働く姿を具体的にイメージしやすいという意見が出ています。ネット上の情報だけでは分からない細かな実態を知るためには、合同説明会などで企業担当者に対し、現場へ行けるのか、あるいは社員から直接指導を受けられるのかを直接質問してみる勇気も必要だといえるでしょう。
三菱電機やソフトバンクが仕掛ける「圧倒的現場感」の正体
具体的な成功事例を見ていきましょう。マイナビのアワードで大賞に輝いた三菱電機のプログラムは、全国34拠点で247ものテーマを用意するという、技術系の学生にはたまらない充実度を誇ります。10日間という期間、自分の専門分野に直結した職場で実習ができるため、大学での学びが社会でどう活きるかをリアルに実感できるはずです。こうした「本物の業務」に触れる機会こそ、今の学生が最も求めているものだといえます。
また、外資系企業のボッシュでは、3週間から2ヶ月にわたり、週3日から5日も社員と同じように「出勤」するスタイルを採用しています。個々の学生の希望に合わせたオーダーメイドの配属が行われる点も、非常に魅力的です。さらに、ソフトバンクが展開する地方創生インターン「ツレテク」は、倍率が50倍に達することもあるほどの人気ぶりです。ICT(情報通信技術)を駆使して地域の課題を解決するこの取り組みは、知力を尽くす真剣勝負の場となっています。
「フィードバック」が鍵を握る!昭栄美術のきめ細かなサポート
企画やデザインを手掛ける昭栄美術の事例も、非常に示唆に富んでいます。同社では、学生が実際の市民祭りのパレードを企画・運営するプロジェクトを支援しており、社内チャットツールを活用してリアルタイムで学生の相談に乗る体制を整えています。このように、単に課題を与えるだけでなく、プロの視点から絶えずフィードバックを返す姿勢が、学生の満足度を飛躍的に高める要因となっているのは間違いありません。
リクルートキャリアの増本全所長は、インターンに臨む心構えとして「何を得たいか」という目的意識の重要性を説いています。業界研究なのか、それとも特定の企業の働き方を知りたいのか。自分なりのゴールを明確にすることで、周囲に流されて人気企業に殺到するだけの「横並びの就活」から脱却できるでしょう。自分自身の成長を第一に考える視点が、これからのインターン選びには不可欠だといえるはずです。
編集部からの視点:時間は有限、だからこそ「投資」の意識を
私自身、この記事を通じて感じたのは、インターンシップはもはや単なる「職場見学」ではなく、学生と企業の「真剣なマッチングの場」へと進化したということです。学生の皆さんの貴重な時間は有限です。だからこそ、その時間をどこに投下するかを真剣に考えるべきでしょう。企業の知名度というブランドに惑わされず、自分をどれだけ鍛えてくれる環境なのかを見極める力こそが、今の時代に求められるスキルかもしれません。
2019年の夏、素晴らしい出会いが皆さんに訪れることを願っています。もし迷ったときは、そのインターンが「自分の限界を少しだけ超えさせてくれるかどうか」という基準で選んでみてはいかがでしょうか。泥臭く現場で汗をかき、プロから厳しい指摘を受ける経験こそが、将来の自分を支える大きな財産になるはずです。目的を持った一歩が、皆さんのキャリアをより輝かしいものに変えていくことでしょう。
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