【2018年世界シェア調査】独ダイムラーが王座を死守!激変する中大型トラック市場とCASE革命の最前線

2018年の世界市場において、物流の大動脈を支える「中・大型トラック」の勢力図が鮮明になりました。独ダイムラーが圧倒的な強さを見せつけ、不動の首位をキープしています。同社の世界シェアは前年から1ポイント上昇しており、王者の貫禄を漂わせている状況です。このニュースに対し、SNS上では「やはりベンツを擁するダイムラーのブランド力は桁違いだ」といった感嘆の声が上がっています。世界的な物流需要の高まりを背景に、トラック販売は全体として拡大基調にあると言えるでしょう。

調査機関のIHSマークイットによれば、2018年の世界全体での販売台数は、前年比6%増の約330万台に達しました。この成長を強力に牽引したのは、目覚ましい発展を遂げる新興諸国です。特にインドでは前年比27%増、インドネシアでは32%増という驚異的な伸びを記録しました。また、先進国である米国も20%増と非常に好調な推移を見せています。一方で、巨大市場である中国や日本が販売台数を落としている点は、今後の市場予測を占う上で無視できない変化と言えるかもしれません。

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中国勢の足踏みとインドの猛追!揺れ動くアジア市場の現状

ランキングの2位から4位には、第一汽車を筆頭とした中国メーカーが名を連ねています。しかし、その内情は決して楽観視できるものではありません。中国国内の経済失速が逆風となり、各社ともシェアを落とす結果となりました。専門家は、中国メーカーの販売先が国内に集中しているため、市場の冷え込みが業績を直撃したと分析しています。爆発的な普及を見せた2017年の反動が、2018年の数字に色濃く影を落とした格好です。国内需要に依存するビジネスモデルの危うさが露呈した形ですね。

対照的に、猛烈な勢いで順位を上げたのがインドのタタ自動車です。2018年には前年比26%増という大幅なプラスを叩き出し、スウェーデンの名門ボルボを追い抜いて5位に浮上しました。これにはSNSでも「インドの勢いがついに商用車大国を脅かし始めた」と驚きの反応が広がっています。しかし、2019年に入るとインド経済にも減速の兆しが見え始めており、燃料価格の高騰も懸念材料となっています。この勢いが持続可能なものなのか、世界中の投資家が固唾を呑んで見守っています。

自動運転と電動化の波!「CASE」が塗り替える物流の未来

現在、トラック業界を語る上で欠かせないのが「CASE(ケース)」というキーワードです。これは「つながる車」「自動運転」「シェアリング」「電動化」の頭文字を取った造語で、自動車産業に訪れた100年に一度の変革期を象徴しています。首位のダイムラーはこの分野でも他社を一歩リードしており、すでに高度な運転支援を行う「レベル2」のトラックを開発しました。日本では2019年中に、傘下の三菱ふそうからこの最新技術を搭載した車両が登場する予定となっており、期待が高まります。

さらにダイムラーは、特定の条件下で完全無人走行を可能にする「レベル4」の実用化を次のターゲットに定めています。物流現場での深刻なドライバー不足を解消する「魔法の杖」として、自動運転技術は単なる利便性を超えた社会的使命を帯びているのです。私個人の見解としては、こうした最先端技術こそが、将来のシェア争いの決定打になると確信しています。単に安くて頑丈な車を作る時代は終わり、いかに賢く、効率的な運行ソリューションを提供できるかが勝負の分かれ道になるでしょう。

業界再編の嵐!分社化と提携で加速する生き残り戦略

次世代技術への巨額な投資を捻出するため、メーカー各社は組織のあり方を根本から見直し始めています。独フォルクスワーゲン(VW)は商用車部門を「トレイトン・グループ」として独立させ、2019年6月に上場を果たしました。日野自動車との提携を深めるなど、陣営の拡大に余念がありません。絶対王者のダイムラーもまた、トラック・バス部門の分社化を計画しています。組織を切り離すことで意思決定を速め、他社との柔軟な協力関係を築きやすくする狙いがあるのは明白です。

現在のトラック市場は、単なる販売台数の競い合いから、生き残りをかけた巨大なチェスゲームへと変質しています。中国勢の巻き返しはあるのか、あるいはダイムラーがCASE戦略で独走を続けるのか。2019年以降の展開は、世界経済の動向と技術革新のスピードが複雑に絡み合う、極めてエキサイティングなものになるはずです。私たち編集部も、この激動の業界から目が離せません。次なる一手を打つのはどのメーカーなのか、引き続き最新の動向を追いかけていきたいと思います。

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