ウエディング業界で革新的な挑戦を続ける株式会社ノバレーゼが、2019年08月01日より、骨髄提供を希望する従業員を強力にバックアップする「ドナー休暇制度」をスタートさせました。この制度は、骨髄バンクに登録している社員が実際にドナーとして選ばれた際、健康診断や入院に要する期間を特別休暇として認める画期的な取り組みです。最大で10日間もの有給休暇が付与される手厚い内容は、仕事と社会貢献の両立を目指す現代のビジネスパーソンにとって、まさに理想的な環境といえるのではないでしょうか。
そもそも骨髄移植とは、白血病などの血液疾患を抱える患者さんに対し、ドナーの健康な骨髄細胞を注入して造血機能を回復させる治療法を指します。移植を成功させるためには、白血球の型である「HLA型」が一致しなければなりませんが、その確率は非血縁者間では数百から数万分の一と非常に低いため、一人でも多くのドナー登録が切望されています。しかし、提供にあたっては事前検査や数日間の入院が不可欠であり、これまでは仕事への影響を懸念して二の足を踏むケースも少なくありませんでした。
社員の声を形にするノバレーゼの社風と社会への波及効果
今回の制度導入において特筆すべき点は、これが経営陣からのトップダウンではなく、現場で働く社員の発案によって実現したという背景でしょう。ノバレーゼでは以前から、スタッフが自ら望む働き方を提案し、それを柔軟に人事制度へと反映させる文化が根付いています。役員や正社員のみならず、社会保険に加入しているアルバイトを含む合計889名が対象となる点からも、雇用形態を問わずすべての仲間を大切にする企業の温かな姿勢が伝わってきます。
このニュースが報じられると、SNS上では「結婚式という幸せを形にする会社が、命を救う幸せもサポートするのは素敵すぎる」といった称賛の声が相次ぎました。また、現役のドナー登録者からは「休みが取れずに提供を断念する人が減ってほしい」といった切実な期待も寄せられており、民間企業が先陣を切ってこうしたインフラを整える意義は極めて大きいと感じます。人手不足が叫ばれる昨今ですが、こうした利他的な制度こそが、結果として従業員のエンゲージメントを高める鍵になるはずです。
企業の社会的責任(CSR)が問われる令和の時代において、ノバレーゼが示す「寄り添い」の精神は、他の多くの企業にとっても良きモデルケースとなるに違いありません。個人の善意を組織が制度として守ることで、救われる命が確実に増えていく未来を予感させます。2019年08月01日というこの日を起点に、日本の職場環境においてボランティアや社会貢献への理解がさらに深まっていくことを、私は一編集者として強く期待しております。
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