2019年08月05日、不動産・建設業界の巨人であるオーストラリアのレンドリースが、テクノロジーの未来を見据えた極めて野心的な一歩を強く踏み出しました。同社は日本を含むアジア・太平洋地域の5カ国において、データセンター市場へ本格参入することを正式に表明したのです。
今回の投資規模は合計で約1,100億円にものぼり、不動産投資の新たな潮流を感じさせる内容と言えるでしょう。レンドリースは、この莫大な資金を投じて「ハイパースケール・データセンター」と呼ばれる大規模施設の建設を進める計画を練っています。
5G時代の到来とハイパースケール・データセンターの重要性
ここで重要な鍵となる「ハイパースケール・データセンター」とは、一般的な施設とは比較にならないほどの膨大な計算能力とサーバー収容数を誇る拠点を意味します。AmazonやGoogleといった巨大IT企業が、世界中にサービスを提供するための心臓部として活用する施設へと位置づけられます。
背景にあるのは、2019年現在、世界中で導入が進む次世代通信規格「5G」の圧倒的な存在感です。5Gは現行の通信速度を飛躍的に向上させる技術であり、これによりネットワーク上を流れるデータ量はこれまでとは桁違いに膨れ上がるとの見通しを立てています。
SNS上では、この大規模な投資計画に対し「不動産業界のパワーバランスがデジタルへと移行している」「日本での拠点増設が待ち遠しい」といった期待を寄せる声が散見されます。5G時代のインフラを誰が握るのかという点において、市場の関心は非常に高いと言わざるを得ません。
筆者の見解としては、レンドリースのこの決断は、単なる不動産投資の枠を超えた「未来の都市基盤」への先行投資であると確信しております。かつて道路や発電所が文明を支えたように、これからはデータセンターが経済の生命線となる時代がやってくることは確実でしょう。
クラウド事業者への長期貸し出しを通じて、同社は極めて安定したビジネスモデルの構築を目指しているものと推測されます。2019年08月05日に示されたこの大きな方向性は、アジア全体のデジタル化を加速させる強力なエンジンとして注目が集まっていくはずです。
コメント