2019年08月25日、スイスのバーゼルで開催されたバドミントン世界選手権は、日本スポーツ界にとって忘れられない一日となりました。男子シングルスの絶対的エース、桃田賢斗選手、そして女子ダブルスの永原和可那選手・松本麻佑選手ペアが、揃って大会2連覇という偉業を成し遂げたのです。世界選手権という最高峰の舞台で、日本選手が連覇を達成するのは史上初めての出来事であり、まさに「日本バドミントン黄金時代」の到来を世界に知らしめました。
今大会の第1シードとして臨んだ桃田賢斗選手は、決勝でデンマークのアンデルス・アントンセン選手を迎え撃ちました。ちなみに「シード」とは、有力選手が大会序盤で対戦しないよう、実力順に組み合わせを配置する仕組みのことです。桃田選手は序盤から相手を寄せ付けず、2対0というスコアで危なげなく勝利を収めました。SNS上でも「強すぎてため息が出る」「精密機械のようなコントロール」と、その異次元の強さに驚愕する声が相次いでいます。
女子ダブルスは日本勢対決!史上稀に見る激戦の行方
一方、女子ダブルスの決勝は、前回大会と同じ顔合わせとなる日本人ペア同士の頂上決戦となりました。第1シードの「ナガマツ」こと永原・松本組と、第2シードの「フクヒロ」こと福島由紀選手・広田彩花組の対戦は、最終セットまでもつれ込む大熱戦を披露したのです。結果は、粘り強いプレーを見せた永原・松本組が2対1で競り勝ち、女王の座を守り抜きました。敗れた福島・広田組は3年連続の準優勝となりましたが、その実力は紛れもなく世界トップクラスでしょう。
女子シングルスでは、2017年の覇者である奥原希望選手が、インドの強豪プサルラ・シンドゥ選手に挑みました。しかし、相手の力強い攻撃に苦しみ、セットカウント0対2という「ストレート(1セットも奪えない状態)」で敗北。惜しくも2年ぶりの頂点奪還は逃しましたが、銀メダルという結果は決して色褪せるものではありません。彼女の最後までシャトルを追い続ける粘り強いプレースタイルは、現地に詰めかけた多くの観客の胸を熱くさせたに違いありません。
編集者の視点から言わせていただければ、今回の桃田選手の勝利は、技術的な巧さはもちろんのこと、王者の風格さえ感じさせる精神力の勝利だったと感じます。また、日本勢同士が決勝で戦う女子ダブルスの層の厚さは、世界中のライバルにとって脅威以外の何物でもないはずです。自国開催の大きな祭典を来年に控え、日本代表が見せているこの圧倒的な勢いは、私たちに明るい希望を与えてくれます。これからも、彼らの飽くなき挑戦を全力で応援していきたいですね。
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