【2019年最新】スルメイカ不漁に復活の兆し!八戸で水揚げ7割増、気になる価格と食卓への影響は?

日本の食卓に欠かせない海の幸であるスルメイカに、ようやく明るいニュースが飛び込んできました。2019年に入り深刻な不漁が続いていましたが、全国主要港における2019年1月1日から2019年8月31日までの累計水揚げ量は、前年の同じ時期と比較して15%増加しています。長らく高値の花となっていたイカですが、この回復傾向には多くの消費者が期待を寄せているでしょう。

特に勢いを感じさせるのが青森県の八戸港です。2019年8月後半を迎えると、水揚げの勢いは加速し、前年同期比で約7割増という驚異的な数字を記録しました。こうした供給量の増加に伴い、東京・江東区の豊洲市場における卸売価格も、1キログラムあたり670円から750円前後と、前年より15%ほど安価な水準で推移しています。お財布に優しい価格への軟化は、家庭料理の献立選びにも好影響を与えそうです。

そもそもスルメイカは、九州の南で産声を上げたあと、対馬海流などに乗って北上しながら成長する生態を持っています。夏から晩秋にかけてが漁の最盛期にあたりますが、2019年8月後半の時点では、青森県から岩手県にかけての太平洋側で小ぶりな個体が姿を見せ始めました。これらは「若イカ」と呼ばれ、身が柔らかく甘みが強いのが特徴ですが、今後の成長とともにさらなる豊漁が期待されます。

SNS上では「最近スーパーでイカを見かけるようになった」「イカ刺しが手頃な値段で買えて嬉しい」といった喜びの声が目立ちます。一方で「まだサイズが小さいけれど味は抜群」という評価もあり、季節の移ろいとともにサイズアップを心待ちにするファンも多いようです。旬の味覚を心待ちにしていた人々にとって、この水揚げ量の回復は、まさに待ち望んでいた「秋の足音」と言えるのではないでしょうか。

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地域差が浮き彫りに!函館の苦境と今後の展望

全国的な好転の一方で、イカの聖地として知られる北海道函館市は、依然として厳しい局面に立たされています。2019年6月1日から2019年8月31日までの生鮮イカ取扱量は229トンに留まり、過去最低だった前年の半分以下という衝撃的な数字となりました。この影響で現地の卸値は1キログラムあたり882円と、前年より3割も高騰しており、産地ならではの苦悩が浮き彫りになっています。

この価格高騰の波は、市民の憩いの場である飲食店にも押し寄せています。かつては1皿100円台という手軽さが魅力だった回転寿司のイカですが、現在は1皿390円前後で提供されるケースも珍しくありません。地元の関係者は、北上を続けるイカの群れが大きく成長し、近海へ戻ってくることを切実に願っています。産地の活気が戻るまでには、もう少し時間が必要なのかもしれません。

筆者の個人的な見解としては、今回の水揚げ回復は一時的な現象に留まらず、資源保護と漁業継続のバランスを考える重要な転換点になると考えています。異常気象や海水温の変化が叫ばれる昨今、安定して美味しいイカを食べられる日常は決して当たり前ではありません。産地ごとの状況に一喜一憂するだけでなく、海からの恵みを大切にいただく姿勢を、私たち消費者も改めて意識すべき時期に来ているのではないでしょうか。

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