東芝機械は2019年09月18日、イタリアのミラノに新たな現地法人を設立したことを公表しました。この新会社は、プラスチック製品を形作る「射出成形機」や、金属を精密に削り出す「工作機械」の販売、さらには高度な技術支援を一手に引き受ける拠点となります。資本金は310万ユーロ(約3億7000万円)にのぼり、同社の100%子会社として力強いスタートを切りました。
これまで同社はイギリスの拠点を中心に展開してきましたが、そこでは中東やアフリカまでをもカバーする広大なエリアを担当していたのです。今回、欧州全域へのアクセスが極めて良好なイタリアに営業機能を移管することで、より地域に密着したスピーディーな対応が可能になるでしょう。世界中から注目を集める「ものづくり」の本場において、さらなる飛躍を目指す同社の決意が感じられます。
熾烈な欧州市場を勝ち抜くための「攻め」の体制構築
今回の移転の背景には、強力なライバルがひしめく欧州市場でいかに存在感を示すかという切実な課題がありました。工作機械とは、いわば「機械を作るための機械」であり、産業の根幹を支えるマザーマシンと呼ばれます。これまでは営業力に課題を残していましたが、イタリアという新拠点を構えることで、顧客のニーズに即応できる体制へと進化を遂げるはずです。
SNS上では、このニュースに対して「製造業の要であるイタリアに拠点を置くのは賢明な判断だ」といった前向きな反応が見受けられます。また、イギリスのEU離脱を巡る不透明な情勢を考慮し、大陸側に強固な足場を築くリスク分散の側面を評価する声も上がっているようです。現場のプロたちからも、迅速な技術サポートが受けられるようになることへの期待が寄せられており、大きな関心を集めています。
個人的な視点ですが、私はこの動きを単なる拠点の移動ではなく、日本ブランドが再び欧州で輝くための重要な布石だと確信しています。特にミラノはデザインと技術が融合する都市であり、東芝機械が提供する精密機器の価値をより高めてくれるに違いありません。競合他社に打ち勝ち、世界最高峰の市場でシェアを奪い返す姿を、業界全体が固唾を飲んで見守っていることでしょう。
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